作品解説

 

二次元ドリームノベルズ213 セラフィックナースエリカ


11冊目の単行本、新たな区切りの始まりを飾るのは、久しぶりのオリジナル変身ヒロインものです。
官能小説家黒井弘騎の基本に立ち返り、またこれまでの執筆活動で得たものすべてを注ぎ込んだ、渾身の力作です。

今作のジャンルは変身ヒロインモノですが、そのモチーフは白衣の天使、ナースです。
優しく癒やしてくれる看護婦さんは、それだけでも弘騎の大好きな属性の一つ。そこにこれまら大好きな戦う変身ヒロイン属性をミックスしたのですから、すごくお気に入りの作品になっています。

メインヒロイン、セラフィックナースエリカは優しいだけでなくセクシーなオネーサン系ナースです。 その変身前の正体、江梨香は生真面目で凛々しい生徒会長。クールな美女ですが、しかしその胸には熱い想いを秘めています。江梨香自身は思慮深く真面目な堅物。その実直さゆえに他人に自分の胸のうちを曝け出す事が苦手です。そんな彼女も、変身すれば奔放で愛嬌溢れるセクシーナースになる……この変身前後のギャップも今作のポイントです。当然、そのテーマは正体がばれる後半のエロシーンにも活かされています。
堅物な生徒会長から可愛らしいセクシーナースへ。変身前後では言動に変化が出ますが、もちろんその魂は同じ。純真で正義感に溢れた美少女……いつまでも弘騎の追い求める理想のヒロイン像です。

エリカが戦う相手は、ウィルスにより進化した異形の怪人デモナスレイブと、それらを統べる上位存在デモナジェネシス。ですが彼女はナースヒロインですから、倒すためではなく癒やすために戦います
お話としては単純なものですが、その分江梨香の内面に踏み込んでキャラ立てを重視したものになっています。当然変身ヒロインならではのカッコいい(そしてセクシーな)バトルシーンもてんこ盛りです。

肝心のエロシーンは、変身ヒロインの基本とも言える怪人姦がメインです。敗北陵辱時にはデモナスレイブのウィルスたっぷりの精液を注がれまくれ、結果エリカのセラフィックナースとしての力はどんどん弱まってしまうことに……つまりパワー吸収設定がデフォで入っていますので、お好きな方にはたまらないと思います。
もちろんコスチューム着たままの着衣エロですのでご安心ください(笑)。
ナースという事で、医療系エロシチュエーションもいくつかあります。ちなみに、敵のボスは女医です。
また変身前の江梨香は、学生達の信頼厚い生徒会長。それが失墜していく学園内のシチュエーションは必見です。

今回は基本に立ち返った作品なので、かなりオーソドックスな構成とエロシーンになっています。よって、幅広い方々にオススメできます。特にナース好き変身ヒロイン好き生徒会長好きの方にオススメです。 あとエリカはその巨乳が弱点でやたらしつこく責められますので、おっぱい好きの方にもオススメです(笑)。

エロシーン、最初は患者の治療をしている最中に巨漢の怪人にスマタで責められるというもの。この患者は生徒会長としての江梨香と良い仲になっている男子学生なので、責められるエリカの羞恥と屈辱はいや増します。寝取られ的な要素もあるシーンですね。 

次は敵のアジトで捕らえられての陵辱。分娩台に拘束され、怪人の触手で弄られながら愛液を収集されたりする陵辱実験。エリカはナース、敵怪人は女医と医師ですから、お医者さんごっこみたいな趣があります。医療プレイもありますね。触手あり吸盤責めありカテーテル挿入あり処女喪失あり、とかなり盛りだくさんの内容になっております。

舞台を学園に移し、江梨香はセラフィックナースとしてだけでなく生徒会長としても辱められることに。 全校集会で全校生徒の見ている前で、公開オナニーを強制されます。
このオナニー、噴出した潮をコップに溜めると言う変態的なもの。また普段は尊敬の目で見られている憧れの生徒会長が、生徒達の前で淫らな姿を自ら晒し失墜していくカタルシスときたら! 学生達の眼差しが尊敬から侮蔑、そして欲情に代わり、なじられ罵倒されながらもオナニーを続ける江梨香。その屈辱が徐々にマゾヒスティックな倒錯感に代わってゆくく……目上の人が辱められ堕ちていくシチュが好きな人にはかなりアピールできるかと思います。
その後は全校生徒の前で正体をばらされ、変身姿で全校生徒にご奉仕輪姦シーンですね。今度は、男子達から精液を搾り出してコップに溜めなければなりません。さらにはコップに溜めた精液を飲まされる精飲プレイや、思い人になじられ罪悪感に震えながらも堕ちていくシーンなど、こちらもエロエロな仕上がりとなっています。
高潔で生真面目だった生徒会長が、 牝豚同然のエロナースにまで堕とされる。また正体のバラされ方や江梨香→エリカの心情描写など、このシーンは今作のテーマを最も大きく盛り込んだものになっています。

そんなエリカも堕落から立ち直りますが、しかしそこで待っているのは敵ボスの女医によるバトル&ハード陵辱
触手で全身を拘束されての三穴責め精液ぶっかけ。注射針を乳首に刺され人体改造されての巨乳化&搾乳プレイ。女同士ならでのねちっこいレズ責め。ディープキスだけでイカされてしまうエリカが個人的に気に入っています。そしてイカされるたび、精液を注がれるたびにウィルスを注がれパワーを奪われてしまうパワー吸収シチュ。たまりません。
このシーンは、ナースとしてよりも戦う変身ヒロインとしての側面を重視していますので、かなりハードな責めになっています。

エンディングはいつもの弘騎の作品とは少し違う感じになっています。ハッピーエンドなのですが、エロ小説ならではの後遺症に悩まされる形で……このエンディングでの江梨香の描写は結構うまく行ったのではないかと思っています。

江梨香=エリカはかなりお気に入りのキャラになりました。
デザインだけでなく、内面も。
今作で完結してはいますが、悪の組織が滅んだわけでもないし、すべての謎が解明されたわけでもありません。エリカももっともっと虐めたいし、できれば続きを書きたいと思っていますが……。

  

二次元ドリームノベルズ215 くノ一淫舞伝霧音 闇の風に抜忍散る

二次元ドリームマガジンVol26〜29で連載していたものに加筆・修正を加えた単行本版です。

ジャンルは見ての通りのくノ一モノ。そして抜忍モノです。
学園忍法帖セツナと同じで現代を舞台としています。
今回は、連載と言うことも踏まえて、かなり変化をつけた作品として考えてあります。
まず弘騎はメインヒロイン一人だけをじっくり堕とす作風なのですが、今回のターゲットは三忍。そしてサブキャラもメインヒロインの引き立て役ではなく、それぞれ主役に出来るような設定、魅力を持ったキャラとして描きました。簡単に言えば連載一話ごとに主役が切り替わるような感じです。
もちろんメインヒロインである霧音は中でも最も魅力的であるべきで、彼女は一話から最終話まで話の中心。序盤ではヤられず圧倒的な強さを見せ付ける主人公が、後半ではメチャクチャに陵辱されてしまう、というシチュエーションを実現しています。
ただやはりページ数の都合、それぞれのキャラを深く掘り下げることは難しいです。ですので、エロに関してはそれぞれ最初から特化した属性を決め、そこのみを重点的に責めることとしました。また一目でキャラの魅力をアピールできるよう、各キャラとも個性的なコスチュームと性格、言動で差別化しています。これだけ違うデザインのコスチュームすべてを受容できる『くノ一』というジャンルは改めてすごいと思います。
大人びた美貌の和服くノ一、月美はアナル専門キャラ。尻のみを徹底的に調教され、弱点として開発されきっています。卓越した外見とは裏腹、アナルを責められての乱れっぷりは痴女そのもの。そのギャップがウリです。また彼女には思い人がおり、エロシーンでは寝取られ感も楽しめます。
ロリでキュートな幼忍、雫はコスチュームは一番ノーマルな忍装束ですが、彼女はこの外見にして房中術の手練。淫術使いのくノ一はその艶やかな技で相手を弄ぶものですが、彼女は十八番のセックス勝負で敗北して弄ばれることに……そんな逆転シチュがウリです。技は淫術ですが彼女自身は外見どおりに無垢で純真なロリっこですので、可愛らしい反応が楽しめますよ。
メインヒロイン・霧音はぴっちりシノビスーツに覆面、ポニーテールの凛々しい上忍。言動も稜々としてカッコよく、そして他二人と比べ圧倒的に強い。常に凛々しく振る舞う霧音ですが、その内面には様々の葛藤があり、やはりメインヒロインとしてもっとも魅力的に人間性を描き出しています。
メインヒロインだけにシーンも多く様々な責めを負わされますが、やはりぴっちり密着スーツの魅力を生かしたフェティッシュな描写が見物です。また強固な精神力を持つ勝気なキャラなので、そんな彼女が快楽に逆らえなくなっていくカタルシスもお楽しみいただけます。
そしてこれら三忍、複数キャラならではの絡みとシチュエーションも用意してあります。特に最終話、すでに堕ちたヒロインたちによる乱交は弘騎初の試みでした。

ヒロインたち抜忍に対し、責め手は追忍。追いたてれ追い詰められるスリルと、忍者ならではの相手の裏の裏をかく策謀の巡らせあい、そして忍術淫術が乱舞するエロシーンのスペクタクルが今作のテーマの一つです。
追忍の首魁、メインの責め役は蟲使いのくノ一冬華。敵役ながら一部に熱烈なファンがいます(笑)。この冬華と霧音の間には深い因縁があり、そのドラマや葛藤がストーリーの根幹を成しています。

エロシーンも忍者モノならではの特殊なシチュエーションが満載。忍術淫術から怪物、触手、スライム、そして蟲と何でもアリ。この懐の広さもくノ一エロの魅力の一つです。

当然ですがくノ一好きの方にオススメします。先に書きましたように三人のキャラはそれぞれ明確にキャラ分けされておりますので、おねーさま好き、ロリ好き、そしてカッコいいヒロイン好きそれぞれにオススメです。レズ、蟲姦、密着スーツなどの属性持ちの方にもオススメ!

エロシーン、最初のターゲットは月美。彼女の相手は半人半魚の改造シノビ。いきなりの水中陵辱、そしてウナギによるアナル姦と最初っから飛ばしています。水中で責められ息ができなくなり、口移しの空気を求めるためキスを貪ってしまうシーンがお気に入りです。

次なる毒牙にかかるのは雫。最初は犯されているとみせかけ房中術で逆転、騎乗位で相手を圧倒する雫ですがそれさえも敵忍の罠。精液で出来た無尽蔵の勢力を持つ傀儡相手に翻弄され淫術勝負で負けてしまいます。その後もこの精液傀儡に犯され続ける雫。スライム姦ですね。スライムが染み込んだコスチュームにまで嬲られてイカされまくります。
それを助けに入った月美も囚われ、その眼前で浣腸責めされる事に。犬のようなポーズで這い蹲らされ、突き上げたアナルにスライム精液の浣腸を叩き込まれ、そのまま絶頂とともに噴出してしまいます。
このシーンは複数キャラだからこそのシーンで、互いに励ましながらも結局逆らえず、互いの痴態に見惚れながら二人でイキまくってしまいます。

ここからはメインヒロイン霧音のエロシーンです。
宿敵冬華に破れ、その手で調教される霧音。 冬華は霧音に対し偏執的な愛憎を抱いていますので、その責めはすさまじく執拗で粘着質。霧音の身も心も自分のものにすべく、ひたすらねちっこい責めを続けます。
蟲忍である冬華のメイン責めは蟲責め。蜘蛛糸で縛り上げられた霧音は、無数のミミズにスーツの上からも中からも嬲られます。さらに欲情した冬華自身によるレズ責め。二人の熟れた肉体とコスチューム同士の絡みが見所です。シノビの覆面越しのキスが変態的でお気に入りです。さらに糸で操られた霧音は、冬華の寄生させている擬似男根蟲にフェラ&パイズリ奉仕を強要されます。最初は糸で操られてやらされていたのに、徐々に快楽に逆らえなくなっていく堕落描写。最後にはこの擬似男根で処女を奪われ、そのまま中出しでイカされてしまいます。

次は単行本書下ろしの蟲姦シーン。蟲しか出てきません!
回虫にアナルを穿られ巨大毒蜂に毒針で犯され、ミミズやナメクジに愛撫され蝶々に乳首を吸われ、巨大な蜘蛛に毒を注入され弛緩した身体を異形の交尾器で犯されまくります。

辛うじて冬華を倒し危機から脱する霧音ですが、まだ陵辱は終わりません。
クライマックスは、すでに堕ちて洗脳されていた仲間達によって責められる裏切りシチュです。月美も雫もエロエロに堕ちており、自分にされたのと同じ辱めを霧音に叩き込みます。月美にはアナルを執拗に舐め責められ、雫には淫術の粋を尽くした針攻めを見舞われます。ここはレズレイプ、レズ輪姦ですね。
後半では触手も入り混じっての乱交プレイ。触手に秘穴を犯され、愛刀でアナルを犯され、さらには淫術でクリトリスを擬似ペニスに改造された霧音は、雫の幼裂に精液を搾り取られ女としても男としてもイカされまくります。クライマックスに相応しい派手なシーン、レズ&ふたなり&触手シチュです。仲間だったはずのキャラによって犯される、これも複数キャラならではのシーンですね。

今作は様々な試みを盛り込んだ冒険作ですが、やはりその根底にあるのはヒロインたちの純真さと熱き思い。淫らな闇の運命に翻弄されながら、それでも手を取り合い光を求め奔走するくノ一たち……このくノ一たちは、かなりお気に入りのキャラになりました。
サブキャラにも注力しただけあって、月美と雫もお気に入りです。里を抜けた後の話もときどき妄想しています。


戻る

TOP