エクリプス図鑑外典 影魔騎士団編 1

 

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●影魔騎士団編 設定


影魔騎士団とはレイヴンエクリプスが中心となって結成された、オメガエクリプスを主君と仰ぐエクリプス軍団である。
これまで単独行動の多かった影魔達を組織化し、打倒・光翼天使を第一とする。
その大きな特徴は上級エクリプスの多さである。
これほど短期間にエクリプスが力を付けた背景には、永津が研究していたエクリプスの力を増大させる薬剤にある。
幹部クラスはこれを大量に投与されることにより、上級エクリプス並の力をつけることができたのだ。
これまでにない組織という敵を前に、ユミエル達の苦戦は免れないであろう。


※注:水雲風様のお考えになられた「聖天使ユミエル4」以降のパラレルストーリーです。
本編の展開は関係ありません。


●レイヴンエクリプス

・ 分類 上級エクリプス
・ モチーフ 鴉
・ 人間時 天宮クロウ(あまみや くろう)

騎士団団長にして黒い翼を持つ青年の姿をしたエクリプス。

本体の天宮クロウは天宮財閥の御曹司でハーフの美青年。
柔らかな物腰と爽やかな笑顔の好人物だが、その本性は稀代の詐欺師で天才的扇動者。
巧みに人心を操作して自らの手駒とし、最終的に自分だけが利益を得るのが彼のやり方だ。

オメガエクリプスに勝利したユミエルを見て、まともにぶつかっては勝ち目がないと判断。
戦いに敗れ傷ついたオメガエクリプスを保護し、彼女の名の元にエクリプス達を集め 『影魔騎士団』を結成する。

影魔姫の第一の騎士を名乗るが忠誠心などさらさら無く、いつか裏切り自分が影魔の頂点点に立とうと考えている。
オメガエクリプスもレイヴンの思惑を見抜きながらあえてそれに乗り、互いに腹の内を探りあう歪な関係を築いている。

その戦闘力は一切不明。戦いに出ることが無いために、「実は最強なのでは」「口先だけで弱い」等憶測だけが飛び交う。

また女を抱いている姿を見たものも無く、まともな性欲があるのかすら定かではない。
一説では「他者を思い通りに動かす行為自体が彼にとってセックスと同じ」とのこと。

いずれにせよ彼の作り上げた騎士団が脅威であることに変わりなく、ユミエル達の新たな戦いが始まる。


「大いなる闇に選ばれし影魔の騎士達よ! 終末の刻は来た! 影魔姫オメガエクリプス様の名の下に悪徳の限りを尽くせ!」



●ゴモラエクリプス
・分類 特殊エクリプス
・モチーフ 旧約聖書の悪徳の街ゴモラ
・通常時 御座市

亜空間に存在し、奇形の植物やデッサンの歪んだ建物が林立する都市型エクリプス。
オメガエクリプスの誕生や大量のエクリプスの発生により、闇の影響を受けた御座市が変化したもの。

明確な意思を持たずクロウが一体化してその力を利用している。御座市内ならばどこでも瞬間的に移動させることができ、主に騎士団の移動や傷つい
た仲間の回収に使われる。

また御座市中の欲望を吸収しており、騎士団が傷の治癒や能力強化のために利用する
こともある。



●アタラクシアエクリプス
・分類 上級エクリプス
・モチーフ 蛇
・人間時 日下百合(くさか ゆり)

騎士団の一員で蛇の身体と慈母のような顔を持つエクリプスで、本体は真理の幼馴染だったシスター。

名前の由来であるエピクロス学派は快楽主義者と言われるが、それは魂が平穏であることが最大の快楽と考えるためであり享楽に耽るわけではない。
しかしこのエクリプスはその逆、快楽によって魂の平安を得ようする。

快楽に溺れた魂は苦痛など感じることもなく、それこそが人間にとって最高の幸福であるとする。

カトリックの両親に厳しく育てられた彼女は、あらゆる欲望を遠ざけた青春時代を送ってきた。
だが、ふとしたきっかけで歓楽街に足を踏み入れそこで享楽の味を知ってしまうと、それまで押さえつけてきた欲望が一気に噴出しエクリプスとなってしまった。

彼女は自らを救世主と思い、他のエクリプスのように欲望のままに襲うのではなく、あくまでも悩める人々の救済として(老若男女関係なく)快楽を与える。
教会の納骨堂に無数の触手のゆりかごを持ち、捕らわれた人々はそこで死ぬまで快楽の夢に溺れるのだ。

戦士としての使命感に燃えるユミエルなどは、彼女にとって是非とも救わねばならぬ子羊であり、真理の友人として近づく。

戦闘が得意なタイプではないが、特殊な構造をした尾を振っての音波攻撃を使う。
牙から注入する強力な媚薬による責めを得意とし、全身を性感帯に変えてしまう。
また赤外線を感知する能力で相手の性感を探り当てることもできる。
更に舌先から伸びる極細の繊毛触手で血管を犯すことを好む。


「さあ、何もかも捨てて楽になりなさい。我慢は身体に悪いですよ」



●アシュラエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ 阿修羅
・人間時 六道玲(りくどう れい)

騎士団の一員で、鎧を着た少年の姿をしたエクリプスで、本体は絶世の美少年。

その愛くるしさゆえに幼い頃から性的暴行を受けることがたびたびあり、性的なものに対して異常なまでの憎しみを持っている。
最初はエクリプスたちと敵対しているがそれは正義からではなく、力で相手を押さえつけるものが大嫌いだからである。

両腕を武器に変化させ、速さと強さを兼ね備えた圧倒的な戦闘力を持つ。相手の欲望を象徴する部分を徹底的に破壊し、完全なる勝利とする。

戦いで傷ついたところをユミエルに救われる。
最初は冷笑的で可愛げがなかったが、ユミエルの優しさに触れて次第に懐くようになる。
しかし、レイヴンに彼女がエクリプスであることを知らされ、騙されていたとショックを受けユミエルの敵に回る。

騎士団加入後は騎士団に従わないエクリプスの殲滅を担当する。



「ユミエルお姉ちゃん、僕を見て興奮してるの? だったら……死んじゃえ」



●ユニコエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ ユニコーン
・人間時 高岡正芳(たかおか まさよし)

騎士団の一員で角を持つ白馬の姿をしたエクリプス。優美にして清廉なその姿はエクリプスとは思えないほど。

本体の高岡も爽やかな風貌と明るい性格で、小学校の教員として生徒や父母に慕われていた。
だがその内面は幼女への歪んだ愛に満ちており、理性と欲望の間でずっと揺れ動く日々を送っていた。
それに目を付けたレイヴンにオメガエクリプスの姿を見せられ、そのあまりの可憐さに理性を喪失。エクリプスと化して教え子達を陵辱する。
以降、オメガエクリプスの忠実なる騎士を名乗り、破壊と陵辱の日々を送る。

力はエクリプスとして平均的だがその爆発的なスピードは随一。素早い動きで敵を翻弄した後、角で突き倒す。

病的なまでの処女崇拝者で処女こそがこの世で最も美しく清らかだと考え、それを穢しつくすことにこの上ない興奮を覚える。

陵辱の際は角の力で相手の身体を幼児化させてから犯す。
また、処女膜を再生させることもでき、陵辱されるものは何度も破瓜の苦痛を味わうことになる。


「ああ、穢したい。壊してしまいたい。あの可憐なるオメガエクリプス様のお姿を」




●アンドロギュノスエクリプス

・分類 下級エクリプス
・ モチーフ アンドロギュノス
・ 人間時 美崎薫(みさき かおる)

騎士団の一員で女性と男性、両性の特徴をもったいわゆるフタナリの姿を持つエクリプス。

本体の美崎薫は新進気鋭の彫刻家で、人間の体の美しさと性愛をテーマに作品を作り続けけてきた。
オメガエクリプス復活の際、彼の繊細な感覚が反応。エクリプスとして目覚める。

戦闘ではたいして活躍できないが、相手の体を両性具有に変化させる特殊能力を持ち、同時に性感を増大させながら責める。
彼に捕らわれたものは、精液と愛液を垂れ流し歓喜の歌声を上げるのだ。



「うふふ、お臍まで反り返ってとっても立派。これこそ完璧な天使の姿よ!」




●ミストラストエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ ガネーシャ
・人間時 小路正巳(しょうじ まさみ)

騎士団の一員で牙の欠けた像の姿を持つエクリプス。エレファントエクリプスと似ているが、全くの別物。
モチーフとなったガネーシャは歓喜天と呼ばれ、商売繁盛や様々な現世利益の神様としてインドでも信仰の篤い神様である。
二体の神像が抱き合う姿で祀られることから、男女の愛や営みの神様としてもご利益がある。

本体の小路正巳は自分に自身が持てない小心者。要領が悪く愚図でのろまとからかわれながら日陰の人生を歩んできた。
クロウにその力を見出され片腕的存在となるも、未だに身を縮こまらせて平身低頭している有様である。

しかしながらその戦闘力たるや並みのエクリプスの比ではなく、光翼天使たちとも互角以上に渡り合える。
厄介なことに小心な性格は慎重さを生み出し、自分に絶対的有利な状況を作り出してから戦いに臨む。力だけではなく頭脳においても一級品なのだ。

ミストラストの恐ろしさとは陵辱において最大限に発揮される。
彼の自信の無さは性交にもおいても同様で、かつて交際した女性を満足させらずに振られた経験から相手の快楽を徹底的に引きずり出す。
そのテクニックは処女ですら痴女同然に乱れてしまうほど。
だが、どれだけ絶頂に達してもミストラストはそれを絶頂ではなく演技であると見なし、さらに激しく責め続ける。最終的に相手が死ぬまで犯し続けるのだ。
他のエクリプスたちから「最もたちの悪いエクリプス」と恐れられる所以である。


「気持ちいいだって……嘘だ! 嘘に決まってる! この程度じゃ貴方は満足できないはずなんだ!」




●ハーティーエクリプス

・分類 下級エクリプス
・ モチーフ 狐
・人間時 稲生皐月(いのう さつき)

騎士団の一員で狐の耳と尾を持った少女の姿をしたエクリプス。ハーティーとは鬼子母神のこと。

狐というのは母性の強い生き物で他の狐の子供を攫って育ててしまうほどだ。

本体である稲生皐月はアリスのクラスメイトで子供好きの普通の女の子だった。
かつてエクリプスに襲われた経験があり、その際エクリプスの子供を身篭ってしまう。
恐怖と戸惑いに泣き喚いた彼女だったが、次第に母性が目覚め出産を望むようになる。
だが、子供は上手く育つことなく流産。更なる悲しみにくれることになる。その悲しみと強い母性が彼女を闇に引きずり込む。

エクリプスとなった彼女は幸せそうな母子を見るたびに、母親を襲い赤ん坊を誘拐する生活を繰り返していた。
しかしクロウに見咎められ彼の元で働くことになる。真理と悠美の親子仲に嫉妬しこれを襲うもあっさり敗れる。

戦闘能力はほとんど無く、単純な格闘なら人間にも劣る。
しかしその幻術は侮りがたく現実と変わらないほどの痛みを相手に与えることができる。

豊かな乳房を持っているが狐の体質に強く影響されているので、出産していないにも関わらず母乳が出る。
そのため他のエクリプスの慰みものにされてしまう。


「あひぃいいぁあああっ! 出てるぅうううっ! おっぱい、たくさん出ちゃってるぅうううっ!」




●フリーエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ 蚤
・人間時 八瀬勉(やせ つとむ)

騎士団の一員で巨大な蚤の姿をしたエクリプス。

本体の八瀬勉は御座市長の秘書で彼の太鼓持ちだった男。権力者に擦り寄り甘い汁を吸うのが彼の生き方だ。
エクリプスになった後はクロウの元で使い走りとして相変わらずの日々を送っている。

戦闘で目を見張る点はないがねちっこい数時間にも亘る陵辱が大きな特徴。その間相手はイクことが許されず、ひたすら増幅されていく快楽に悶えるのみ。



「まだまだこれからだよ。もっと気持ちよくなるのはね」



●インモータルエクリプス

・分類 下級エクリプス
・ モチーフ クマムシ
・人間時 玉園美穂(たまぞの みほ)

騎士団の一員で拘束された女性の姿をしたエクリプス。

本体の玉園美穂はM嬢で生計を立てている真性のマゾヒスト。自分の体が破壊され、死ぬほど虐げられるのを夢見るも、それは到底叶わぬことであり満たされぬ毎日が続いていた。ある日、エクリプスに襲われた彼女はその暴力的な責めに感動。自らエクリプスとして生きることを望む。

戦闘能力は皆無だが、どれだけダメージを受けても死ぬことは無く、また傷もすぐに再生してしまう。故に彼女は永遠に虐められる幸福な人生を送れるのだ。

だが、厄介なことに彼女はエクリプス化した際に一種のテレパシー能力を持ってしまったのだ。
これは自分が感じた刺激を相手にも伝えることができるもので、クロウはこれを用いて他のエクリプスを屈服させている。

騎士団の影魔達に甚振られながら歓喜の声を上げる彼女は、果たして幸福なのか不幸なのか。



「いいっ! いいのおっ! もっとぉ! もっと私を虐めてぇえええっ!」




●名前:ハイドラエクリプス

・分類 上級エクリプス
・ モチーフ 海洋生物
・人間時 須磨真一(すま しんいち)

騎士団の一員で魚人をベースにあらゆる海洋生物を混ぜ合わせた醜悪な姿を持つエクリプス。

その本体、須磨真一はサーファー兼ジゴロで、浜辺でいくつもの女を食い物にしてきた。
クロウは高校からの親友で騎士団結成の際には真っ先に駆けつけた。

海をテリトリーとし滅多に離れることはない。
戦闘時は相手を海中に引きずりこみ、無数の触手で締め付ける。
陵辱も海中で行い、犠牲者は常に溺死の危険と隣り合わせの責めを受けることになる。



「くはははっ、今日の獲物は極上だな!」



●アルプエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ 吸血鬼アルプ
・人間時 諸角太大(もろずみ やすひろ)

騎士団の一員で直立した豚の姿のエクリプス。
アルプとは豚の顔をしたドイツの吸血鬼。紳士的な物腰だが、女性の乳房が大好きという変わった妖怪である。

本体である諸角太大も大学教授という立場でありながら、女子学生にセクハラする好色な男だった。
特に乳房に病的な執着を見せ、母乳を求めて出産後の女性をレイプするほど。

エクリプスになってからは益々その傾向を強め、犠牲者は散々に乳房を弄ばれることになる。
また螺子状の性器は回転して乳腺に侵入することが出来、夢の乳首姦の実現に狂喜している。

騎士団の一員であるハーティーエクリプスは彼にとって格好の獲物である。


「なんと見事な乳房でしょうか。早速賞味させていただきます」



●ゴアエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ レッドキャップ
・人間時 正宗五郎(まさむね ごろう)

騎士団の一員で小さな老人の姿をしたエクリプス。
レッドキャップとは草原に住むとされる赤い帽子を被った小人のこと。その帽子の赤は人間の血で染められ、帽子の赤を保つために人間を襲うとされる。

本体である正宗五郎は名の知れた刀匠だったが、人を殺めぬ刀に不満を抱いていた。
エクリプスとなってからは自らが鍛えた業物で女達を惨殺。特に刀で性器を突き殺すのが何よりもの快楽とのこと。

刀だけでなく大量の拷問器具のコレクションを持っており、たまに斬らずに気絶させてそちらで楽しむこともあるようだ。


「くひひ、綺麗な赤じゃろう。お主の血でここまで鮮やかに染まったのよ」



●アニマエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ バビロニアの女神イシュタル
・人間時 石館明日奈(いしだて あすな)

騎士団の一員で決まった姿は持たない。男性の無意識にある理想の女性像・アニマの名を持つ彼女は、相手の好みの姿に自在に変化するのだ。

本体の石館明日奈は多くの男に貢がせ奔放な生活をしていた。
彼女にとって男は簡単に誘惑に溺れる愚かな生き物であり、そんな男達に幸福な時間を与えるのが自分の天職だと考えている。

時に優しく、時に激しく男達と交わる彼女は相手の男達の理性を次第に失わせ、影魔への道を広げていく。
彼女と交わり続ければやがてエクリプスへとなり、騎士団の尖兵となるのだ。
御座市中の男を次々とエクリプスに変えていく彼女は騎士団の母と呼ぶに相応しい。


「人生を変えるほどの快楽、味わってみたい?」



●コングエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ ゴリラ
・人間時 大岩豪(おおいわ つよし)

騎士団の一員で巨大なゴリラの姿を持ったエクリプス。
霊長類は人間を除き総じて性器が小さく、ゴリラも人間の指ほどしかない。そのゴリラの姿を借りながら逆に性器は巨大で人間の腕より太い。

本体の大岩豪はその名に似合わず、虚弱体質で痩身短躯の青年だった。そのことで何度もからかわれた彼は大きく強くなりたいと願うようになる。
特に自身の性器へのコンプレックスはひどく、短小であることにひどく悩んでいた。

エクリプスになった以後は見違えるような筋肉質の巨漢となり、その暴力性を如何なく発揮している。

戦闘時はその怪力でひたすら暴れ回るだけで歴戦の天使達の前には雑魚も同然だろう。



「どうだぁああっ! 俺のチンポはでかいだろぉおおおっ!」



●マリガンエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ F・B・ロングの『食らうものども』
・人間時 真壁光臣(まかべ みつおみ)

騎士団の一員で弾力性に富んだ粘体の姿を持つエクリプス。
名前の由来はF・B・ロングの短編『食らうものども』に登場するマリガンの森に潜む脳を食らう謎の怪物。

本体である真壁光臣はかつて永津の病院で働いていた意志で優秀な脳外科医だった。
別の病院に転勤する際に永津から彼のスペアとして種子を植え付けられてしまう。
種子に意識を乗っ取られる寸前にユミエルが永津を倒したことで、逆に種子を乗っ取りそのまま新たなエクリプスとなる。

永津の研究を引継ぎ、理論だけだったエクリプスの力を飛躍的に向上させる薬剤を完成させる。
それを自らに投与して短期間で上級エクリプス並みの力を手に入れた。

相手の身体に染み込み傷をつけることなく内部に侵入する特殊な力を持つ。この能力を使い脳姦・内臓姦などを行う。

また人体改造も趣味で歯を全部クリトリスに変えてイマラチオや、内耳や鼻腔をヴァギナに変化させるなど異常な性交を好む。



「叫べ! 狂え! 悶え泣け! 新たなる悦楽の誕生に賛歌を捧げよ!」




●フィグエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ イチジク
・人間時 種から発生

真壁が永津の研究から開発した人造エクリプスで、イチジクに似た姿をしている。
イチジクの仲間には隣の木に絡みつくように成長し、最終的にその木を締め付けて殺してしまうものがいる。

このエクリプスは女性器に根を張り、母体の身体に絡み付いて成長する。
その間、養分たる愛液を得るためにひたすら根で母体に快楽を与えつつ、枝で強烈に締め付ける。
痛みと快楽を同時に与えられた母体が狂うのに時間はかからない。

またイチジクは新約聖書でキリストに呪いをかけられた逸話があり、日本でも庭に植えると家が傾くといわれる。
クロウはこれを天使達の拘束に使う。



「ママァッ! マーマァッ! ママママママママママァアアアアッ!」



●インヴィジブルエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ 透明人間
・人間時 有明透(ありあけ とおる)

騎士団の一員で姿の見えぬエクリプス。

本体である有明透は痴漢・盗撮の常習犯であり、何度も警察に突き出され実刑判決まで下った男。
それもこれもばれるからいけないのであり、絶対にばれないためには自分の姿を透明にするしかないと考えた。エクリプス化したのも当然である。

その隠密性を生かし、天使達の動向を探る斥候としての役目を負う。
役得として天使達のあられもない姿をばっちり視姦するあたり、抜け目のない男である。

陵辱の際も力任せよりも悪戯じみたお触りプレイを好み、特に衆人環視の只中がこの上なく燃えるらしい。



「見てる、見てるよ。みんなが悠美ちゃんのHな姿を見て興奮してるよ」




●アスモエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ 七大魔王の一柱『色欲』のアスモデウス
・人間時 速水翔(はやみ しょう)

騎士団の一員で中世貴族風の姿をしたエクリプス。
モチーフとなった悪魔アスモデウスはある娘に取り付き、その婚約者達を次々と殺してしまった逸話がある。
結局、大天使ラファエルに魚の臓物の臭いを嗅がされ逃げ去のだが、その影響からかハイドラエクリプスが苦手。

本体の速水翔はクロウの友人で御座市の歓楽街でbPホストだった男。
端正な顔立ちと気さくな性格だが、女性を自分に夢中にさせ散々貢がせた後にこっぴどく振るのを楽しむ卑劣な面も。

エクリプスなった今も、陵辱や破壊よりも恋愛ゲームのほうを楽しんでいる。
影魔達に散々犯されながらも清楚さを失わぬ悠美に興味を持ち、クロウと彼女を落とせるかどうかの賭けをする。

彼にとっての陵辱とは身体を汚すことではなく心を汚すことであり、そのために時間と金を惜しげもなく使う。



「真に甘美な悦楽とは身体ではなく心で感じるもの。初心なお嬢ちゃんなどわけないさ」



●ドールエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ ピエロ
・通常時 ピエロ人形

騎士団の一員で道化師の格好をしたエクリプス。
子供に手荒く扱われて壊れた人形が本体で、それゆえに人間的な感情や反応をひどく嫌う。

喘ぎ声や相手の反応など彼には不要。身体の自由を奪い、人形のような無機質で無反応な性交を行う。
完全に物として扱う陵辱だが感覚までなくしたわけではなく感じることはできる。
しかし、肉体的反応ができない辛さは相当なもので狂死するものがでるほどである。


「アソボ、アソボ、ボクトアソボ」

 

●光翼天使アリエル

・分類 光翼天使
・モチーフ 騎士
・人間時:天宮アリス(あまみや ありす)

ユミエル達とは別に影魔騎士団と戦う新たな天使で、騎士を思わせる白銀の甲冑とツインテールが印象的。

その正体である天宮アリスは天宮クロウの実の妹である。悠美の一つ下だが外見年齢は上。
責任感が強く高潔な精神を持つが、兄の前では甘えん坊の寂しがり屋だった一面も。
兄の堕落を招いたのはそんな弱い自分だと思い込み、ひたすら強く気高く振舞おうとする。

影魔達を率いる兄の姿に心を痛め、何とか止めようとするも逆に影魔達に襲われてしまう。
その時、天使の力に目覚めた彼女はアリエルに変身し、影魔達を打ち倒す。
辛うじて貞操を守ることは出来たが、クロウとは完全に敵対した形になってしまった。

スピードではユミエルに遅れをとるが、優しすぎる悠美よりも戦士としての資質は上。
攻撃力と防御力では遥かに上回るが、天使になってから日が浅く経験不足は否めない。
また、必殺技である「ディバインクロス」は自らの生命力を削るほどの威力で使うたびに彼女の寿命は無くなっていく。

それでも彼女が戦うのは兄を救いたい一心からである。

そんなアリエルだが育ちが良すぎるため性知識は皆無に等しく、自慰の経験もないほど。
そのため一度陵辱の憂き目に会うと影魔達に翻弄されるばかりである。

ユミエルのことは認めつつも、兄を討つのはせめて妹である自分がするべきだとして、別行動をとる。


「お兄様、私が必ず無窮の闇からその魂救って見せます」


●バーストエクリプス

・分類 上級エクリプス
・ モチーフ 猫神バースト
・人間時 鈴鳴美央(すずなり みお)

猫耳を生やした少女の姿を持つエクリプス。

本体の鈴鳴美央はアリスの幼馴染。無口であまり笑わないが、根は素直で健気。
かつて大会社の社長令嬢として何不自由なく育った彼女だったが、三年前に天宮一族に会社を乗っ取られ両親は自殺。
家も財産も全て失い幼くして路頭に迷うことになった。

家が破産した時に誰の助けも得られなかったどころか、手のひらを返したかのように裏切られたことから極度の人間不信に陥る。
生まれつき動物の言葉がわかる異能を持っていた彼女は、そのおかげで野に生きる猫や犬と助け合いながら、ホームレスとして生活を送ることになる。
そして仲間である動物達を虐める人間に復讐するためにエクリプスとなった。

レイヴンが作り上げた『影魔騎士団』と対立するがそれは人間のためではなく、エクリプスの破壊によって生きる場所を奪われた動物達のためである。

その戦闘力は絶大で鋭い爪と柔軟な体を活かした遊撃戦を展開する。
また空間を引き裂く能力も持ち、異空間を通じて思いもよらぬ場所から攻撃する。

まだ幼いため性欲は皆無だが、マタタビや犬薄荷を嗅ぐと理性を保てなくなる。

暴力と陵辱の最中にあるにはあまりに幼いが仲間の動物達のために彼女は今日も戦い続ける。

アリスとは一悶着あるも和解し、仲間達の食料をもらう代わりにメイドとして働くことになる。

 

「エクリプスも……人間も……みんな……美央達の敵」


●ガルムエクリプス

・分類:上級エクリプス
・モチーフ:凶犬ガルム
・通常時:シェパードのクロ

ライオンほどもある巨大な犬の姿をしたエクリプス。
本体であるクロはかつて鈴鳴家で飼われていたシェパードのクロ。美央とは幼いころからずっとそばにいたため兄弟のような絆で結ばれている。

家が破産した際に借金の抵当として連れて行かれそうになったが、鎖を引き千切って逃走。
以降、美央を助けながら野良の生活を送る。

苦楽を共にする中で美央への種族を越えた恋心を抱くようになり、それが肥大して彼をエクリプスへと変化させた。
しかし強靭な精神と美央への愛で欲望の暴走を抑え、苦悩しながらも彼女の力になり続けている。

戦いに際しては美央との絶妙なコンビネーションで相手を圧倒する。
人間を根本的に信用しておらず、エクリプスと同じものと見なしている。


「美央に何かしてみろ。その瞬間に貴様の喉笛を食いちぎってくれる」

 

 

オメガ様のお言葉
へぇ〜! へぇへぇへぇ〜!
よくもこれだけの数のエクリプスを揃えたものねぇ!
どいつもこいつも個性的で面白いじゃないの。モチーフに忠実な設定もいいわね。
災厄の先触れレイヴンか……嫌いじゃないわよぉ、あなたみたいな悪いヒト♪
群れたり組織を作ったりとか、エクリプスの本分じゃないけれど……それが欲望なんだから面白いわねぇ。
わたしはよくわかんないけどぉ、組織のメンバーや幹部としては面白い役どころが揃ってるんじゃない?
秘密のアジトでワルモノごっこって面白そうだもんねぇ、あはははは!

他のエクリプスたちも面白い生い立ちや能力で粒揃いじゃない。
ママの知り合いやお姉ちゃんと因縁のある相手もいるのね。
アスモエクリプスのやり口なんて、清純ぶってるお姉ちゃんにはキッツイかもねぇ♪
ふふ、面白そう。
お姉ちゃん達がどう戦って、どうやられるのか……んふふふう。
わたしも見てみたいなぁ〜。

ま、わたしは本当は負けてなんていないけど……まぁいいわ、これはまた別の話だもんね。
別の世界だからって、情けないわたしがいたものね。この手でブチ殺してやりたいわっ♪





※以上、水雲風様の生み出されたエクリプスです。投稿ありがとうございました!


 

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