エクリプス図鑑外典 四巻 P7


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●究極影魔アルテマエクリプス

・分類 上級エクリプス
・人間時 葦原厳華

身長2.7m
全長4.9m
体重750kg

『究極』の名を冠した上級エクリプス。
直立四足歩行の竜型魔獣の上から、天使翼と悪魔の翼を持った淫魔の上半身が生えたような姿をしている。
巨大な槍『徹艦鎗』を持ち、神速の突きを繰り出してくる。その威力は、文字通 り重装甲の軍艦を一撃で貫き撃沈するほど。
全身がメタリックな光沢を放つ鎧のような鋭い鱗に覆われていて、なかなかダメージが通らない。
おまけに体力や再生能力も高く、倒すのは至難の技。巨体にもかかわらず機動性にも優れ、マッハ6の速さで空を飛ぶ。
攻撃力や面制圧力も高く、敵に回すと危険極まりないが味方にすると頼もしいエクリプス。
オメガエクリプス一派に対しては中立の姿勢をとっているが、光翼天使に与することが多々あるため、事実上敵対していると見られている。

元になったのはエリート官僚だった女性――葦原厳華。
才能を疎まれ左遷させられた上に、その左遷先で汚職事件の濡れ衣を着せられて停職処分を受けたことが原因で影魔と化し、自らを左遷したかつての上司や汚職の真犯人を殺害した。
極度の完璧主義者であり、少しでも不完全だったり中途半端だったりするものを見ると居ても立ってもいられずに首を突っ込んで修正したがる。
そのため少々口うるさいが、その点を除けばいい人ではある。また自分の誤りは素直に認めるだけの度量は持ち合わせている。
またかなりの努力家でもあり、自己の研鑽に余念がない。ややブラッドフィリアな一面もある。
弱点は背中に乗られると触手以外で反撃できないこと。

主な技は
・一対の短剣『デュアルエッジダガー』を組み合わせた弓から放つ呪詛の矢『アンセレブレイティドアロー』
・小型の隕石を召喚して広範囲を破壊する『ミーティアスマッシャー』
・戦術核並みの威力と危害半径を持つ『アルテマ』
・超振動の拳で装甲の内側から粉砕する『インパルスナックル』
・闇の炎であらゆる物を"エクリプス的に"浄化する『アルティメットメギド』
・『徹艦鎗』による乱舞技『徹艦鎗・影魔鋼神の舞』

現在は公安局でエクリプス事件の捜査を行う傍ら、キメラエクリプス・ジャスティスの『教育』に執心している。
シルエットが似通っていることもあって、二人の関係は親子のようにも見える。
『教育』の分野は多岐にわたり、一般教養から専門教養、実戦形式での戦闘訓練に自分の能力を活かした効果的な凌辱法までサポートしている。
人間形態時には赤のハイレグレオタードをインナーとして着用。ただ、たまに下着つけるの忘れる。

「あなたってホント中途半端ねぇ……いいわ、この私が鍛えなおしてあげる!」
「我が徹艦鎗に……貫けぬもの無し!」


●超究覚聖影魔アークアルテマエクリプス

身長3.1m
全長5.6m
体重790kg

アルテマエクリプスの極限態。
防御面と輸送能力が大幅に強化されている。
攻撃面でも、超長射程の『カオスジャッジメント』や広域征圧兵器『クルーエルジェノサイダー』が追加され、
さらに複数の攻撃を同時に発動可能なことからほとんど隙がない。
弱点の背中は無数の鋭い棘でガードされているため、ここを狙うことも難しい。
しかも、この姿への変形が自身の努力と研鑽の結果だから、まったくもって恐れ入る。
エクリプスにもかかわらず二つ名に"聖"が入っているのは、光と影の調和した境地に覚醒したかららしい。

「いかに頂点を極めようと、日々の研鑽なくしては凋落するのみ!」
「私に小細工など無意味、力のみで押し通れ!」
「渦なす生命の色、七つの扉開き力の塔の天に到らん! アルテマ!」



オメガ様のお言葉

究極……ねぇ〜。
まぁ、名乗るだけなら勝手だけど〜?
自分で頑張って強くなったっていうけど、やっぱ弱いヤツって可愛そうよねぇ。
だって努力しないと強くなれないんだもんね!
わたしは何もしなくても最初っから無敵だし〜、どんな凡俗が努力したところでわたしには叶わないんだよ〜、アハハハ!

 


●リーチエクリプス

・分類 人工エクリプス
・モチーフ 蛭

身長212cm前後
体重110kg前後

出自不明のエクリプス。全身が無数のヒルで構成されており、切っても切ってもくっついて再生してしまう。
かつてとある大企業が極秘に作成していた生体兵器"サンプル"シリーズに酷似しているが……。
武器は自分の身体の一部を切り離しての吸血と火炎放射。
何匹かが実戦テストとして公園に放たれ、多数の市民を殺害していた。投薬によって性欲を抑えられている代わりに破壊衝動が増大している。
どうやら試験的に先行量産されているようで、逃走した個体も数十匹はいる模様。


●人工エクリプス・タイプ"T"


・分類 人工エクリプス
・モチーフ 筋肉の塊

身長240cm
体重210kg

かつてとある大企業が生体兵器研究の過程で生み出したエクリプス。通称"T"
人間に特殊な薬剤を投与して欲望を極限まで高めた後、生物兵器の部品を外科的 に埋め込む事で作成されている。
ある程度の知能は残っているもののもはや理性はなく、凶暴で制御が困難なため冷凍保存されていた。
体の要所要所にパワーアシスト兼装甲兼リミッターとなる機械パーツがインプラントされているため非常に頑丈。さらに、薬品をドーピングする事で一時的に戦闘能力を上昇させることができる。
両腕には鋭く長い爪と、硬度や形状を自在に変化させられる触手が生えている。また生身の腕の下には重装甲の機械腕が移植されていて、銃弾を弾き返したり不用意に近づいたものを握り潰したりしてしまう。
右の機械腕にはマシンガンとショットガンが、左の機械腕にはロケット砲が内蔵されている。中距離では行動を封じる粘液と触手で、近距離では電撃を纏った爪で攻撃してくる。

●人工エクリプス・タイプ"T"スーパー

身長280cm
体重240kg

生命の危機に瀕した"T"が自らリミッターを解除し暴走状態になった姿。
筋力、体力、瞬発力ともに格段に上昇し、高い戦闘能力を有する動物的本能の塊。また、内蔵されているドーピングユニットが破損したため、常時興奮状態で戦闘能力が上昇している。
そのため攻撃自体は大振りになって命中率こそ下がっているものの、当たれば一撃で致命傷になりうる。
ただし機械腕に仕込まれた武装は使えなくなっているため、遠距離攻撃には弱い。
通常の手段で止めを刺すことはできないが……


●ミュータントエクリプス


・分類 人工エクリプス
・モチーフ 末期ガンの病巣

全長150cm前後
体重240kg前後

人工エクリプス計画の初期に作成され、失敗作として廃棄されたエクリプスのなれの果て。
処分場で多くの薬物や化学廃液を取り込んだためか、はたまた生体パーツとの拒絶反応のためか、全身の細胞が癌化している。
そのためほとんどのダメージを軽減してしまう上に再生能力も極めて高い。
また、廃液に含まれる興奮剤のため常に発情状態にあり、異常なまでの性欲を持つ。
単為生殖も可能な上に、バラバラにすると破片全てがそれぞれミュータントエクリプスに変化するという気色悪い性質を持つ。増殖し過ぎた場合には互いに融合しあって巨大なミュータントエクリプスに変形する事もある。
有機物・無機物・金属問わずあらゆる物体を侵蝕する能力を持ち、思いもよらない場所から攻撃してくる。
犠牲者は延々嬲られながらやがてはこのエクリプスの一部となってしまうだろう。

 

オメガ様のお言葉
こいつらみんな人間が作ったの?
やっぱり人間って面白いわねえ、自分で制御できなせないのに色々手を出しちゃって……うふふふ。
まぁ、一度やりはじめちゃったら引っ込みつかないのかもしれないけどね〜。
人間なんて欲望に勝てずに延々オナニーしちゃったりするしねぇ、あははは!


※以上、TNTCL様の生み出されたエクリプスです。投稿ありがとうございました!


 

 

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