エクリプス図鑑外典 六巻 P6


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●カルラエクリプス

・分類 イレギュラー
・モチーフ 黒天狗

ハンターエクリプスが新しく契約した獣魔カラドリウスと融合して変化するもう一つの強化体。
山伏の服と忍者服を合わせた様な服に軽装化した鎧を身に纏い、大鷲をモチーフにした仮面をつけた姿のエクリプス。
背中に黒い翼を生やし、首には勾玉をあしらった数珠を掛け、クナイや槍にも変化する扇を扱った術や武術にスピードを用いた戦い方を主体とする。
翼が生えた事で空中戦も自由自在に行なえるようになり、羽根を媒介とした陣を引いた広範囲の術の使用や自分の好きなタイミングで術の使用が出来る。
ラクシャエクリプスが力の姿ならカルラエクリプスは技を特化し、術に長けた姿と言える。
術の使用に力を振り分けている為に、全力を出せば天変地異を起こす事も出来る力を持っている。
だが元々接近戦が主体だった為に、中々力を使いこなせず当初はあまり大きな技は扱えず、普段は幻術や回復、牽制などを主とした術の行使をしていた。
得意技は多重分身を作り出す”影炎之舞(カゲロウノマイ)”や相手の動きを拘束する”剣翼火縛(ケンヨクホバク)”無数の羽を手裏剣、ブーメランの様に扱う”羽刃念斬り(ハバネギリ)”
必殺技は己を正しく鳥の姿へと変えて自身の体を黒炎で包み込み、全身に増幅した業火を纏い特大の黒い劫火と成って敵を貫く”超禍焔滅断(チョウカエンメツダン)”

『怖いさ。けどな、ここまで来たらトコトン飛んでやる!!』


●カラドリウス

・モチーフ キリストの化身と呼ばれる神鳥
・分類 変則(従属魔獣)

白っぽい身体に漆黒の鎧に身を包み、首にジャッカルの書かれた黒い袋を提げた大鷲の姿をした召喚獣。
特殊な息吹、超音波と翼を用いた突風を扱う攻撃を得意とするが、本当の力は怪我や病を治す癒しの力。
その眼差しの加護を受けた者は体力が回復し、ジャッカルの黒い袋は病や邪気を吸い取り、許容量を超えそうになるとそれを卵にして浄化し排出する。
シーザーと同じ人造魔獣であり欲望の性質は保護欲。己の主であるハンターエクリプスを護る事が本能と同じ位置に考えている。
生み出した卵は食した者に様々な力の増大をもたらすが、連続で服用し過ぎると力の増大に耐え切れず崩壊するという、ある種麻薬ともいえる。


●グリフィン

・モチーフ ギリシア神話に登場する獣グリフォン
.分類 変則(従属魔獣)

ハンターエクリプスの魔獣であるシーザーとカラドリウスが融合した姿。(分離可能)
頭部が黄金に変わり身体は白銀の炎で包まれ、鷹の上半身と漆黒の翼にライオンの下半身をもつ獣。
二体が合わさった事でシーザーの攻撃力とカラドリウスの機動力、破壊と癒しの力が倍増されている。(ただし傷の回復だけであり、毒素や呪いの浄化能力はない)
剣の様に鋭い爪や翼に嘴、口から発するブラズマレーザーや超振波動弾を用いてエクリプス達を葬る。
最大の必殺技は、ハンターエクリプスと共に彼の耐久要領を超えた破壊エネルギーを纏い、巨大な斬激となって全てを斬り裂く”朧群正祓薙(オボロムラマサハライナギ)”
(なお、この技の発動中には癒しの力も行使している為に、死ぬまでのダメージは無いが一撃でほとんどの力を使い果たしかねない諸刃の剣でもある必殺技)



●ナーガエクリプス

・分類 従属エクリプス
・モチーフ 蛇の精霊ナーガ

ウィザードエクリプスとの戦いで受けた呪いを解いた後、カラドリウスの卵の力でスネークエクリプスが変化した姿。
蛇の兜が小さな五匹の龍を模したティアラに変わり、上が肩部分が切り開かれた巫女服と肌着代わりのような鎖帷子。
腰まわりには鎖を交差するように纏わせ、下がミニスカート状の袴、白いオーバーニーソックスという格好。
首輪や腕輪、イヤリングなど蛇を模した装飾品もつけており、この装飾自体が式神として扱う事ができる。
それぞれ土水火風空の力を持つ蛇を召還し使役、武器や防御など様々な用途で扱う。
用途としては土が防御用、水が回復、火が攻撃、風が飛行、空が亜空間へ繋ぐなど特殊能力といった能力を持つ。
天気を制御する力を持ち嵐や雷雲を巻き起こしたり槍の様に鋭い雹を降らせたり、道路が陥没しかねない程の日照りを起こす事も可能。
元の能力が強化され霊力と呼ばれる力と魔力が融合し特殊能力に磨きが掛かった。研きかかった力は透視や索敵テレパシー能力に念動力、自然発火や放電現象など特殊能力に優れる。
雷や炎を鎖として具現化する事も出来て攻撃力が大幅に上がったが精神力の消費が激しい。単純な腕力を得意としたエクリプスには天敵と言い馳せる実力を持つ。
最大必殺技は五行の力を一つに束ね、四神の長である死を司る黄龍を召還して敵を飲み込み昇華させる”天魔調伏黄泉祓い”

『大丈夫。変な道に進もうとする悪い子は、お姉さんが払ってあげる♪』


勇司たちの対談・ギャグ風味

「〜〜〜♪ 〜〜〜♪」
「どうしたんですか?」
「なんでも可愛らしい服になったのが嬉しいんだってさ」
「う〜ん。でも、前の大人っぽい方がセクシーって感じだった思うな〜?」
「おっさんかお前は(いや、この場合はおばさんになるんか?)」
「ふふふ♪」



●セイレーンエクリプス

・分類 従属エクリプス
・モチーフ 海の精霊セイレーン

空中戦に参加することが出来ず、只見ているだけしか出来ない事を悔み、空を泳ぐ翼を欲した事でカラドリウスの卵の力によりマーメイドエクリプスが変化した姿。
上半身が人間の女性で鳥の翼を模したマントに、臍部分が空いたレオタードを身に纏う下半身に羽毛の腰蓑をして踊り子のような姿をしたエクリプス。
身に纏うマントを翼の様に羽ばたかせる事で空を自在に飛び廻る事が出来るが、その代わりこの姿の時は水中戦は出来なくなってしまう。
攻撃方法はマーメイド時と変わらない歌声だが、念力も健在でマントの羽をナイフの様に鋭く硬質化させたり、無数の羽を擦り合わせて超振動を起こし、歌声と合わせる事で自分を中心に円形の広範囲へ音波による攻撃を発することが出来る。
羽を硬質化させて手裏剣やブーメランにしたり、刃の鞭として使ったり扇子の様に扱うのがカルラエクリプスとお揃いみたいで気に入っているようだ。
空を舞い踊るように、演舞を披露するかのような戦い方は、それだけで見る者を魅了する鮮やかさと美しさを醸し出す。
必殺技は超高周波振動を発する翼の演奏と歌声による高域破壊”ライヴディメンション” 超高周波振動を纏う羽剣による斬激”エアロスレイヴ”
強化というより別形態の変身らしく、場合によってマーメイドエクリプスの姿にも成れる。

『わたし、やっぱりこの色が好きなんだ。どこまでも澄み渡る……白くて蒼い、この世界の色が』


勇司たちの対談・ギャグ風味

「えへへ、羽フカフカですよ〜」
「へ〜。なんだか天使みたいね」
「お揃い……かな、まみちゃん」
「魚の時もそうだけど、なんかエロイよな」

次の瞬間。三人からの視線が痛かったです。by安部勇司




※以上、無礼者様の生み出されたエクリプスです。投稿ありがとうございました!


 

 

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