黒井弘騎ＨＰ　黒イ都　駄文

ヴジャドエクリプスの特殊能力。
魔力の込められた視線により、対象に様々な効果を与える。

一般的な邪眼、邪視と言うのものは、相手と目を合わせ視線をやり取りすることによって効果を発揮する。
だがヴジャドエクリプスの邪眼は、視線そのものに魔力が込められているため、対象と目を合わせる必要はない。
彼女の視線を浴びたもの、すなわち視界にあるものはすべて邪眼の効果を受けてしまうのだ。
それゆえ、不可視の魔力から逃れるのは不可能に近い（ただし、距離によって効果は減殺される）。
さらに直接視線を交わらせた場合には、最大限の効果を発揮する。

ヴジャドエクリプスの邪眼は、彼女の欲望に応じて様々な効果を持つに至った。
使用者の意思でその効果を自在に使い分ける事ができる。
その効果は主に以下のようなものがある。

・麻痺、束縛
・破壊、ダメージ
・洗脳
・催淫

神話、伝承においてもまま見られる邪眼ではあるがが、ヴジャドエクリプスのそれはかなり強力な部類に入ると言える。
「神の瞳」の名に相応しい能力であろう

ヴジャドエクリプスの特殊能力。
邪眼の中でも特に強力なものであり、両目ではなく額の眼球から発せられる。

神々しくも禍々しい黄金色の邪視は、悪魔的な催淫効果を持つ。
常人ならば一瞬で理性を失い、欲情に流された獣にまで堕ちてしまうだろう。

数多の欲望を吸収し暴走したヴジャドエクリプスの特殊能力。
使い魔であるエクリプスを再生・強化して蘇らせる事ができる。
対象は、自身の能力で影魔へと堕落させた使い魔に限定される。

蘇ったエクリプスは、生前と同じ魂を持つ。
肉体はさらに強化され、不死とも言える再生能力を持つようになる。その生命力たるや、細切れの肉片からでも再生できるほどである。
ただし、ヴジャドエクリプスから魔力の供給が断たれると死滅する。その際、死の苦痛と絶望をまたしても味わう事になる。
それゆえ、復活と言うよりは道具としての一時的な再利用と言ったほうが正しいだろう。

生死の断りさえ無視するその魔力は、数多の欲望を吸収した暴走態だからこそのものである。
技名は「死の反転」を意味する。

数多の欲望を吸収し暴走したヴジャドエクリプスの必殺技。
邪眼の能力のすべてを「対象の破滅」に次ぎ込んだ技。

憎悪に狂ったその視線は血色の雷光と化し、対象の肉体と魂をズタズタに破壊する。
また彼女の欲望に従い、この技は対象に凄まじい苦痛を与える効果を持つ。
魔の雷に打たれたものは破滅と言う結果は免れえぬ上、安寧な死さえ許されず長々と続く苦痛を味わう事になる。

特性は邪眼と同じだが、あまりに濃密な魔力の込められた視線は光条を描くため、不可視の邪眼と違い攻撃の軌跡を予測する事は可能。
ただし速度、範囲ともに圧倒的であり、変幻自在に曲がりくねる軌跡を回避することは不可能に近い。

技名は「悪魔の雷」を意味する。

影魔王オメガエクリプスの必殺技。
己の影より巨大な顎を持つ暗黒の竜蛇を無数に召喚、対象を喰い尽くす必殺技。

影魔王の分身とも言えるこの黒竜は、無限とも呼べる食欲と主同様の凶暴性を併せ持つ。
獰猛極まる攻勢は、血肉の一滴も残さずすべてを喰らい尽くすまで続く。
この技で喰らわれた獲物は、オメガエクリプスのエネルギーとして吸収される。

技名は「暴食の終焉」を意味する。

影魔王オメガエクリプスの必殺技。
馬鹿馬鹿しいほどに膨大な影の力を、破壊の力に転化してそのまま解放する。
暗黒の魔力は超重力のプレッシャーと化し、範囲内のものすべてを押し潰し粉砕する。
その威力の前に、形あるものはすべて空しく崩壊する。

威力もさることながら恐るべきはその影響範囲であり、オメガエクリプスがその気になれば街の一つ程度は重力の海の中へ飲み込まれてしまう事になる。

これだけの効果を持ちながら、発動に要する動作は右手を軽く振るうだけ。
発動までの時間的なロスも消耗もまったくない。

技名は「暗黒の審判」を意味する。

影魔王オメガエクリプスの超必殺技。
オメガエクリプスの本質である「終末」の力を凝集して生み出した大鎌による破滅的な斬撃。

闇を纏った斬撃はすべてを消滅させる絶対無を生み出し、その軌道上にあるものすべえに逃れえぬ終末を招く。

すべての存在に待ち受ける「終末」という「運命」そのものの具現と言えるこの攻撃を防ぐ術は、事実上存在し得ない。
それを為しえるものがあるとすれば、それは運命さえ超克する奇跡だけか……。

技名は「終末の暴走」を意味する。

使用者	ヴジャドエクリプス
威力	小～大特殊
レンジ	オールレンジ
消耗度	―

使用者	ヴジャドエクリプス（暴走態）
威力	特大
レンジ	オールレンジ
消耗度

使用者	影魔王オメガエクリプス
威力	特大
レンジ	至近～中距離
消耗度	―