聖天使御礼ご奉仕(その1)

「はぁ、はぁ、はぁ……ここ、これでいいですか……っちゅ、んちゅ、ちゅ……んん……」
「お、おお……いいよぉ〜ユミエルちゃん。ユミエルちゃんにキス奉仕してもらえるなんて夢みたいだ……ああっそこ、そこいいよぉ〜もっと強く吸って!」
「あっ……は、はいっ。こ、ここですか……あむ、っちゅ。ちゅ、ちゅ……」
 男の要望に従い、唇を這わせる少女天使。
 差し出された肉棒に情熱的に口付けし、指示されたとおり亀頭部分を強く吸い上げてご奉仕する、
「ああ、す、すごい……ううっ今度はもっと下だ、玉袋にもキスして……おお、そうそう! へへ、やっぱりエッチなご奉仕上手だねぇユミエルちゃんは!」
「やぁっ、そ、そんな……はむ、んちゅ、っちゅ。い、言わないでください……そんな、は、恥ずかしい……んちゅ、ちゅ、ちゅぶっ」
 羞恥に幼貌を染めながらも、お口での奉仕を止めることはない。
 男の指示に従い陰嚢に口づけし、ちゅうちゅうと音を立てて吸い立てる。上目遣いに男を見つめる瞳は、恥辱と快楽の涙に潤みながらも、男への純粋な敬意と謝意に蕩けていた。
「へへ、淫乱なくせに純情ぶっちゃって〜。でも、そういうところが好きだよ、ユミエルちゃん」
「や、やぁっ……そんな……あむ、んちゅ、っちゅ。で、でも……あ、ありがとう……ございます……ちゅぱ……んむ、っちゅ、んん……」
 ふるふると翼を震わせて、羞恥に悶える光翼天使。だがそれは心を抉られるような陰湿な恥辱ではなく、恥ずかしさと照れを含ませた甘いものだ。
「はぁ……んむっ、ちゅ、んちゅ、んっ。れろっ……ちゅ、ちゅむ、ぢゅうう……!」
(か、体中にキスしながらご奉仕しろなんて……。そ、それに……その。おちんちんだけじゃなく、たまたまを吸われて……お、男の人って、こんなところでも、感じるのかな……)
 可憐な唇にちゅううっ、と玉袋を含みながら、ちらちらと上目遣いに男の表情を伺う。健気な天使のキス奉仕に、男は満足気な表情を浮かべていた。
(あっ……。わ、わたしのキスで……よ、喜んでくれてるの……かな? ちょ、ちょっと恥ずかしいけど……だったら……わたしも、嬉しいな……)
 普段のように、エクリプスに嬲り犯され、辱められるのとは違う。
 欲望に操られた人間に、とめどなく肉欲をぶつけられる陵辱とは違う。
 自らに好意を寄せてくれる男に対する奉仕に、少女天使は、身も心も健気に打ち込んでいく。
「あ、ありがとう……ございます……っちゅ、ん、んちゅ。わたしなんかを……す、好きになってくれて……ちゅ、ん、んっ。わたし……う、上手く出来ているかわからないけど……ちゅ、ちゅっ、一生懸命……し、しますから……ちゅ、んちゅ、ぢゅるっ!」
「お、おおっ! いいよぉそれ、そこいいっ! ユミエルちゃんに全身キス奉仕してもらえるなんて、フォロワーになってよかった〜!」
 ここに集ったのは、1000を越える『フォロワー』。彼らには、ユミエルを望むままに扱える権利が与えられていた。
 対するユミエルに拒否権は一切ない。『フォロワー』の命令には絶対服従の奴隷扱い――だがこの男から命じられたのは、肉と心を蹂躙するようなものではなかった。
 男性の裸体にくまなく唇を這わせ、全身にキス奉仕する――スキンシップと言うには過激に過ぎるが、身も心も蹂躙されるエクリプスの陵辱とはまるで違う。
 自らの奉仕を純粋に喜んでもらえていることに、ユミエルは甘い歓びさえ覚えていた。
「はむっ……ちゅ、ちゅ、んちゅっ! 全部……全部キスしますね。ここもちゅっちゅってしますから……はぁ、っちゅ、ちゅ。はむ……っちゅ、ちゅぶっ……」
 懸命に唇を這わせ、命令通りに全身くまなく口付けを繰り返す。性器から下にも唇を這わせ、ねっとりと唾液を塗りつけながら、男の内股や太ももにも、何度も何度もキスを繰り返した。さらには言われるまでもなく、まるで土下座するかのようにして足元にまで顔を寄せ、足の裏にまで口づけし、指の一本一本までを口に含んでご奉仕する。
「あ、ああっ……そんなところまで……くぅぅっ〜!」
 あまりに健気な天使の奉仕に、男は満足の至りだった。
 それも当然だろう。可憐な少女天使が、自分の性癖のままに奉仕してくれるのだ。まるで夢のような時間、これ以上の幸福もないだろう。
「ああ、し、幸せだなぁ。いいよぉユミエルちゃん、さ、最高だよぉ!」
「はむっ……ちゅ、ん、んんっ。っちゅ。あ、ありがとうございます……はむ、っちゅ……んんっ……」
 太ももをもじもじと内股気味に擦り合わせ、耳まで真っ赤にして恥じらいながらも、大胆なキス愛撫を続ける光翼天使。あどけない童顔は疲弊の汗を滲ませながらも、うっとりと蕩けた表情を浮かべていた。
(ああ……よ、よかった。わたしのキスなんかで……幸せを、感じてくれてるんだ……!)
 幼げな外見に似つかわず、これまで数え切れないほどの性経験を持ってきたユミエル。しかしその殆どが、彼女の身体と心を貪り尽くす淫虐無比な陵辱ばかりだった。
 文字通り天使さながらの純心のまま、被虐の快楽をたっぷりと味わわされ、淫乱そのものに開発されてしまった媚肉と名器――おぞましい怪人に嬲り犯されるたび、認めたくなくても覚えてしまう、マゾヒスティックに倒錯した『しあわせ』。
 こんなの間違っている、認めたくない――でも、けれど否定できない。
 本当は誰よりも『幸せ』を求め、またみんなを『幸せ』にしたかった純情な天使は、これまで望まない肉悦の坩堝に囚われ続けてきたのだ。
 だが、今回は違う……違うのだ。
「はぁ……あむ、んむ……んちゅっ。はぁ……も、もっと感じてください……はぁ、あむ。もっと幸せになって……はぁ、あむ、っちゅ、れろ……」
「あ、ああ……幸せだよユミエルちゃん。あ、足はもういいからさ……顔上げて、可愛い顔見せてよ。へへ……また、あそこ舐めてくれないかなぁ?」
「あっ……は、はいっ。わかりました……そ、それじゃ……いきますね……はむ、あむ……」
 言われるままに、むしろ望んで。
 小さなお口を窄めると、少女は屹立するペニスに口づけし、カウパーまみれの勃起亀頭を頬張っていく。
「はぁっ……あむ、っちゅ、んんっ。あ、熱くって……はぁ、あむ。お、おっきぃ……んちゅ、ちゅ、ちゅうううっ」
 今までの奉仕で、男の好みは理解している。
 舌を使ってペロペロと根本から先っちょまでをなめまわしながら、ちゅううっと吸い上げるようにして喉奥に導いて愛撫する。ペニスに対するディープキスこそ、この男を一番「しあわせ」にしてあげられるご奉仕なのだ。
「はぁんっ……ちゅ、ちゅっ、れろ……んちゅ、んんっ! ど、どうですか……はむっ、ちゅ、んくっ。こ、これ……気持ち、いいですか……あむっれろちゅぷっ!」
「うあ、あ、ああっ! す、すごっ……ユミエルちゃん、えっちな舌使い、すっごく上手くて……ああっ、も、もう出る……ぅっ!」
「ふあぁ……あ、ああっ! おちんちん、ビクビクってして……んちゅっ、ちゅ、ちゅっ。い、いいですよ……そのまま出して……わたしの口の中、みるく、いっぱい……んふあ、あ、あっあっああああ!?」
 どびゅっ! ドビュッドビュッドビュドビュドビュ!
 限界を迎えた男の分身が、天使の口内に大量の白濁をぶちまけた。
「んはぁっ……あ、あむ、んぷぅっ! す、すごいぃっ……濃いの、こ、こんなにいっぱい……んはぁ、あむ、こく、こく……んむ、ちゅむ……んっ……」
(ああっ……で、出てる。お口の中……いっぱい。み、みるくの匂いと味、すごくって……はぁぁ。わ、わたしも……もう、もう……!)
 若い男の搾りたての精は、ひどく濃く、熱かった。
 ぷりぷりと喉に絡みつくような粘度、味覚と嗅覚を染め上げる雄の味、脳裏を焼き尽くす被辱の淫激に、ユミエルも――
「あむぅっ……イ、イっちゃう……れろ、んむ、っちゅううう! わ、わたしも……キスでご奉仕しながらイっちゃいます……おちんちんみるくで……イク……うぅぅん、ちゅ、ちゅっ!」
 じゅわっ、と漏れた愛蜜が、ショーツから太ももにまで恥ずかしい糸を引く。
 アクメの衝撃にふるふると翼を震わせながらも、それでも男への奉仕はやめようとしない。
「はぁ……あむ、ちゅぶ、こく、こく……んっ。ぜ、全部……出していいですよ……こく、ん、んんっ。ぜ、全部……わたしのお口で、き、綺麗にしますから……最後まで、ちゅっちゅ、しますからぁ……んちゅ、れろ、っちゅ、こく、こく……んっ、ぢゅるるるる!」
 あさましく蕩けたイキ顔を晒しながらも、男の要求を満たそうと、懸命に精飲と口付けを繰り返す。その姿はあまりに健気で、そして淫蕩なものだった。
「あ、ああっ……すごいよユミエルちゃん……うあ、あっ! こんな気持ちよかったの初めてだよ……あ、ありがとうね、ユミエルちゃん……」
「はぁ、はぁ、はぁ……あむ、っちゅ。は、はい……ありがとう……ございます……っちゅ、ん、ん……」
 すべての射精を受け止めきり、尿道に残るザーメンもすべて吸い出してから、ようやく唇を離す。にちゃあっ、と糸を引いた唾液とザーメンの混合液が、艶やかにボディスーツにまで垂れて蜜染みを刻んだ。
「ああ……満足したぁ。それにしても、精液飲みながらイっちゃうなんて、ユミエルちゃんって本当にえっちなコなんだね……可愛いよ」
「えっ……や、やぁっ。そんな……い、言わないでください……は、恥ずかしい……」
 いやいやと顔を揺すり、恥ずかしさに身悶える変身ヒロイン。だがその声音に嫌悪は感じられず、むしろ幸せそうなさえ充実感さえ覚えているようだった。
(ああ……わたしなんかで、幸せを感じてくれるなんて。嬉しい……わたしも、し、しあわせになっちゃうよぉ……!)
 悶えそうな気恥ずかしさも、幸福感をいっそう甘美に引き立てる。小さく翼を震わせ、お互いに心を通わせた満足感の余韻に耽溺する。
 異性と身体を重ねてこんな幸福を味わえるなんて、ユミエルにとっては、夢のような時間だった。
 だが――
「へっへへ……幸せなのは結構なんだけどよぉ。まだまだ後はつかえてるんだ。今度は俺の番だぜ、ユミエルさんよぉ」
「『フォロワー』ってのは1000人以上いるんだぜ。俺ももう我慢できなくてよ……一緒に頼むわ、グヒヒ」
 ここに集った誰もが、この男のように甘い時間を望んでいるわけではない。
 むしろ、その殆どが、彼女を――
「あっ……は、はい! す、すみません、お待たせしてしまって……それじゃ、そ、その。お、お願い……します……」
 純朴な少女天使は、そんな『フォロワー』たちの邪な欲望を知る由もない。
 もじもじと恥ずかしそうにしながら、笑顔で男たちに答えるユミエル。
 次に命じられたのは――
 
 
(続く……?)
 

 

 

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