魔胎都市 咲耶之章・弐 プレビュー


RadicalDream主催のオリジナル和風退魔伝奇シリーズ「魔胎都市」第二弾。
精蝕蟲の陵辱から辛くも逃れ、ようやく研究所内部に辿りついた咲耶。
霊力の尽きかけた苦境で対峙するのは、 無数の触手妖魔と巨大な魔界獣。
辱悦の残滓を振りきれずにいる淫らな肉体を引きずりながらも、決死の覚悟で妖魔どもとの決戦に挑む咲耶だったが……。

力尽きた最強の退魔師に待つのは、終わりなき陵辱の宴。
無数の触手によって精液のプールに引きずり込まれ、疼く身体を嬲られながら体の中も外も白濁にまみれていく。
疼き続ける秘唇への徹底した焦らし、そして熟れた乳尻への苛烈な快楽責め 。
身も心も限界に達した咲耶は、ついに最強の退魔師のプライドを捨て肉奴隷へと堕ちていく……。

咲耶之章・壱の続編が登場!
本編に加え、前回ラストからの逆転失敗によるifバッドエンドルートSSも掲載。

B5サイズニ段組み・フルカラーCTPオフ表紙・総ページ数36。
コミックマーケット79で販売。
皆様、何卒よろしくお願いします!

販売 RadicalDream
小説 黒井弘騎
挿絵 竜胆様

イベント販売価格 600円

「グウゥゥゥ……オッッオッオッ……おぉぉぉぉおぉんんん!」
 いったいどこから発声しているのか、まるで幾千もの死者の嘆きを思わせる咆哮を上げ、巨体を揺さぶる魔界獣。ヒトデの腕の一本が咲耶の真下から飛び出し、宙吊にされている供物を掴もうとする。
「うあ……あ、ああっ!」
 逃げようとしても、逆さ吊りで拘束されていてまるで自由が効かない。ドロドロの粘液をたっぷりと吸い込んだ肉塊腕は、少女の背中を支えるようにして背面に密着する。
「くぅ……ふ、うううっ!」
 ズリュッ、とゼラチン質な肉塊に背中を舐め上げられ、表面に生えそろった無数の肉瘤に尻襞を擽られる。発情しきった身体はおぞましい接触だけでも感じてしまい、咲耶はたまらず恥辱の嗚咽を漏らした。
 ヒトデの肉腕は半ばゲル状の不定形で、ぶよぶよと水っぽい脂肪の前では、もがけばもがくだけ身体が埋まってしまう。体内に巣食う触手蟲が表皮を破って飛び出し、咲耶の腕を拘束して肉腕にビッチリと貼り付けた。足を触手に取られ宙吊にされたまま、咲耶は半ば肉腕の中に埋め込まれ、逆さ貼付けの態勢で取り込まれてしまっていた。
 僅かの隙間もなく密着した背中側では、ビクビクと蠕動する肉瘤の振動が背骨にまで伝わってくる。
「はあぁっ……う、くぁぁ! ぬ、ヌルヌルして……んはあぁっ。いやっ……ツ、ツブツブがいっぱい動いて……く、うぅぅうん!」
 ヒトデの腕の表面には、数えきれないほどに大量の肉粒がびっしりと生え揃っている。そのどれもが大量の催淫液を取り込んでおり、蕩けそうなほどの柔らかさと粘り着くような質感とを伴って無数に蠢いていた。僅かの隙間もなく密着した背中側から、感じやすいうなじから背筋のくぼみ、そして先程の愛撫で欲求不満なままの尻峰までもを同時に愛撫され、切なくももどかしい悦感が無数に連続する。
(うあっ……う、動いています。それも、す、すごくたくさん……く、うぅう。だめです……こ、こんなおぞましいものに……ああ。か、感じるなど、許されません……!)
 小さく頭を振り危険な肉悦を否定しようとするも、完全緊縛の状態ではもはや抵抗のすべもない。何百何千もの小さな舌にペロペロと舐められているような、あまりにもどかしく切なすぎる快感の嵐――一つ一つの刺激はさほど大きくないが、それゆえ気を遣ることもできずただ悶えるしかない。休む間もなく続く微悦は、拷問にさえ似ていた。
「はぁ、はぁ、ああ……く、ふ、ああっ! いやぁ、ま、まだ動いて……くうぅ。お、お尻までそんな……はう、くぅ、くぅぅうんっ!」
 無数の肉粒に愛撫され続け、ゾワゾワと背筋が溶けそうだ。あまりに切なすぎて、辛い。拘束された両腕は小刻みに痙攣し、身悶えるたび紫色の長髪が粘液の海に波を立てていた。
 快楽を拒絶しきれない獲物の痴態に欲情を煽られ、ワームたちもおこぼれに与ろうと共生体から這いずり出していく。ぶよぶよと蠢く何体質な触手が、真上を向いて開脚されている少女の股間へと迫った。
「ひっ……あ、ああ。だめっ……だめです。もう限界なんです! なのに……い、今そんなところを責められてしまっては……ぁ!」
 淫魔たちの狙いが何なのか、哀しいかな被辱の退魔師には理解できてしまう。ついに弱みを隠し切れず、憎い敵相手に許しを乞ってしまう敗北者。被虐の予感にピクンッ、とヒクついてしまった淫唇めがけ、何匹ものワームどもが殺到した。二匹の線蟲が器用にクロッチに喰い込み、股布越しに秘唇をくつろげて大きく押し開く。
「ひっ……いや、いや! そんなに広げないで……ふ、あぁあっ!」
 ごぽり、と恥ずかしい音を立てて、膣内に溜まっていた恥蜜がお漏らしのように溢れ出す。肉唇浸け込まれた粘液の染みと、内側から溢れ出した恥蜜の染み、その両方で肉色まで透け出してしまっている密着クロッチ越しに、何匹もの触手が亀頭じみた先端を押しこんでいく。
「い、いや、いやぁ! 許してください……そ、そこだけはだめです、そこだけは許し……はう、んくふうぅぅぅぅ〜!」
 ぐじゅっ……じゅぶ、にちゅっ! 大きく左右に押し広げられた肉穴に、野太い触手がコスチュームごと挿入された。
「うああっ……あ、あ、あ! あっあああああ〜!!」

ー本文より抜粋ー




 そんな獲物の淫らさに、肉部屋の主も欲情を誘われたらしい。咲耶を半ば取り込んでいた肉塊腕が再び大きく脈動し、残されていたヒトデの腕も獲物を取り込もうと動いていく。
「ひっ……う、あ、ああっ!? な、何……きゃああああっ!?」
 ゴゴ、ゴゴゴゴ……! 巨獣が蠢くたび、肉部屋自体が脈を打つように大きく振動する。再び地形が変化し、主の意を汲んだ触手蟲たちは巣穴の中へと引っ込んでいく。最奥まで潜り込む事はしていなかった挿入蟲もあっけなく引き下がり、巨大な質量を一気に引き抜かれる虚脱感に、咲耶はたまらずその場で悶絶してしまう。
「ふあ……あ、あんっ! ど、どうして抜いて……く、うぅ……」
 誘うようにヒップをゆすり、物欲しげな声を上げてしまう欲求不満な淫乱少女。絶頂前に引き抜かれまたしても生殺しにされた焦燥感に、コスチュームを食い込ませたままの秘唇は狂ったように痙攣していた。
 両手両足の拘束からも解かれた咲耶には、しかしもはや僅かの力も残されてない。そのままヒトデの腕へと身体を預ける形となった少女は、ゼラチン質の柔肉へズブズブと飲み込まれていってしまう。
(こ、これは……まさか、わたしを取り込もうというのですか!?)
 半ばゲル状の巨体はぶよぶよと柔らかく、一気に足が沈み込んだかと思うと次の瞬間には下半身全てを飲み込まれていた。まだ自由になる両手だけでも動かして必死に抜けだそうするも、もがけばもがくだけ脂肪の泥沼へとはまり込み、ズブズブと飲み込まれてしまう。
「うあっ……い、いや! こ、こんなの……ひ、んむぅぅうっ!」
 暴れるたびに振り乱される紫髪に、いつの間にか伸びてきた他の腕が被せられた。何本ものヒトデの巨腕に全身を包み込まれ、咲耶は巨大な魔界獣の内側へと取り込まれていってしまう。
「うぁ……ぶ、ぐ! いや……離して、こ、ここから出しなさい! イヤです、こ、こんなのって……あ、ああああ――!」
 視界が生白い肉の壁に被われ、悲痛な悲鳴も肉部屋の中に押し込められる。四方をヒトデの腕に包み込まれ、咲耶は妖魔の体内へと丸呑みにされてしまったのだ。
「うう……ぐ、うぅ。きつっ……せ、狭い。ヌルヌルして……ひぅぅう。う、動いてる……全部、ビクビクって動いてるぅ……!」
 ゼラチン質の柔肉に全身を締め上げられ、苦しげな呻きを零す退魔少女。肉部屋内はひどく窮屈で、粘液まみれの肉壁が全身にきつく押し付けられている。表面に生えそろった無数の肉瘤は止めどなく痙攣を繰り返し、先程の背面磔と同様の愛撫を全身規模で行なってきた。
「ひ……だ、だめっ! ツブツブ多すぎます……うああぁっ当たってる、おっぱいも、お、おしりにも食い込んで……ひぅ、くひうぅん!」
 ブルブルブル、ちゅぷちゅぷちゅぷちゅぷ。
 先ほどは背面だけだったが、今回は全身同時だ。狭い肉部屋で柔壁に食い込んでしまった乳房を揉み解されながら可愛がられ、紅潮した尻肌を覗かせる豊満ヒップを左右同時に責められる。密閉空間で身じろげば余計に肉壁と急所とが擦れあい、さらなる快感に打ちのめされた。しかもでは密閉空間内には催淫媚薬と濃密な淫気が充満しており、発情しっぱなしの淫乱ボディはいっそう高ぶらされてしまう。
「はあぁんっ……あ、熱い……んはぁ、あ、ああっ。身体が疼いて……くふぅ、ううっ。あそこが……と、溶けてしまいそう……!」
 またしても生殺しにされたままの秘唇が、ジュンジュンと溶けそうなほどに疼きまくる。あまりのもどかしさに耐え切れず、はしたなく自分から空腰を使ってしまう淫乱退魔師。ふるん、ふるんと誘うように揺れ踊る尻峰につられ、巣穴の中に潜っていた触手蟲たちが再び飛び出した。細くよじれてしまっているコスチュームを器用に掴むと、そのまま思い切り引っ張られて尻割れまでもを露出させられる。
「ひぅっ、くうぅぅっ! やっ、そ、そんなに引っ張っては……んはあぁ、く、喰い込み……きつぅぅっ!」
 後ろに引っ張られた分、陰阜に密着していたクロッチが股間へと食い込んでしまう。お預けを食らって悶えていたところに予想外の痛撃を加えられ、咲耶は太ももを擦り合わせて泣き喘いだ。粘膜まで曝け出していた淫穴深くにまでにきつく股布を食いこまされ、挿入にも似た深悦に意識が飛びかける。
 だが残念ながら、股布の食い込みだけでは欲求は満たされなかった。何本もの触手が飛び出し剥き実の尻峰を揉み解されるも、スーツを食いこまされただけで姫穴への追撃はしてもらえない。なまじ尻肉を蹂躙される快感が激しいだけに、余計に物欲しさが募ってしまう。
「そんなぁ、ま、またお尻ばっか……ひぃ、んひっぃん! そんなっ、お尻ばかりなんて卑怯です、ど、どうしてこんな……ふ、くぅぅん!」
 前穴への責めをおねだりしてしまっていることに、咲耶自身気づいていなかった。


ー本文より抜粋ー





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