エクリプス図鑑外典 影魔騎士団編 3

 

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●影魔騎士団編 設定3

近頃、我等がオメガ様に従わなかったり、天使側陣営につく愚かなエクリプスが増えています。
そこで影魔騎士団は更なる増員を募り、光翼天使及び敵対するエクリプスの殲滅に努力することとしました。
具体的には高額報酬は勿論、各種保険手当てや、女性(天宮財閥系列の従業員)付き団員寮への入居、長期休暇に経験者優遇などなど…

影魔騎士団は、あなた方の入団をお待ちしております。


※注:水雲風様のお考えになられた「聖天使ユミエル4」以降のパラレルストーリーです。
本編の展開は関係ありません。


●ロキエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ 北欧神話の邪神ロキ
・人間時 久留間 亮二(くるま りょうじ)

騎士団の一員。人間時と影魔時とで姿に変化はなく、バーコードに小太りのしょぼくれた中年。
だが人は見かけによらないもので、その実態は三桁を超える特許を取得した発明王である。天宮財閥にも多くの権利を売却しており、機械工学の理論においてはエジソンやニコラ・テスラを超えるとも言われている。
家電や日用品のアイディアを考える傍ら、ライフワークとして大量の淫具を自作している。
エクリプス化して以降、彼の手先は物理法則を超越したものを製作できるようになった。
が、そのほとんどを淫具製作に費やし、周りからはアホ扱いされている。
代表作として、無限に伸びる触手型バイブ『グングニル』
八種類のバイブを高速回転させる木馬『スレイプニル』
強烈なピストン運動と電流を流す極太バイブ『ミョルニル』
等がある。
ちなみに最新作である絶対抜けないバイブ『エクスカリバー』は、まだまだ改良の余地があるとかないとか。
究極のダッチワイフ製作のため、騎士団に囚われたユミエルに自作の淫具を試してデータを取ったりもしている。
直接的な戦闘能力は低いが「こんなこともあろうかと」で出てくるマシンの数々は脅威の一言。
現在は、天宮財閥の秘密研究所で真壁と共に新たなエクリプスの可能性を探求している。

「さて、羽連悠美君。次のテスト開始だ。遠慮はいらん。存分に感じてくれたまえ」


●マンティスエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ カマキリ
・人間時:鎌田茂(かまた しげる)

騎士団の一員で、二メートルはある巨大なカマキリの姿をしている。
本体である鎌田茂は若くしてED及び生殖機能障害を患う。
まだ欲望が枯れきる前に起こった悲劇に打ちひしがれた彼は、代償行為として鎌で女性を切り刻む通り魔となる。
この「現代の切り裂きジャック」は、オリジナルと同じように売春行為をする女性を襲うだけでなく、快楽に耽るすべての女を無差別に殺していった。
やがてその魂は影に蝕まれ、エクリプスと化した。
相変わらず性行為が出来ない身体だが、変わりに腹の中にハリガネムシ型エクリプスを共生させている。このエクリプスの感じた快楽はそのまま彼自身に伝わるのだ。
女性を針金状の触手で犯した後、切り刻む猛悪なスタイルはまさに悪魔といってもいいだろう。

「ひひっ、ひひひひひひひひひっ! 気持ちいいなぁ、相棒! ついでに腕の一本いっとくかぁ?」


●ナベゾームエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ ナベゾーム=リリコム
・人間時 花村修平(はなむら しゅうへい)

騎士団の一員で、三叉に分かれた長い鼻をしたげっ歯類の姿を持つ。の鼻を足代わりにし逆さまになって移動する。
本体の花村修平は高名な香道の師範。自前の香水メーカーも持っており、真理も愛用しているブランドだ。
その鼻の聞きぶりは素晴らしく、わずかな体調の変化も察することができる。
戦闘は苦手だが、陵辱の際には相手の体臭を嗅ぎ回り、身体の部位別に詳細な解説を述べる恥辱責めを得意とする。
なお真理の体臭は彼にとって最高にいい匂いらしく、彼女のために採算度外視で香水を作ったりもしている。

「ん〜、これが真理さんのアソコの香りかぁ。まるで一週間捨て置かれた牛乳に酢を混ぜて(以下略)」



●モスマンエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ モスマン
・人間時 大鋸鉄(おおが てつ)

騎士団の一員で、巨大な霊長類の身体に蛾の頭を持ったエクリプス。
本体の大鋸鉄はごく普通の家庭に育ち、ごく普通に天宮財閥の子会社で会社員をしていた青年。
ただ他と変わっていることといえば、どんな女性と付き合っても満足することが出来なかったこと。幸運にも床上手な美人と付き合ったときでさえ、結局満足できずに別れてしまった。
そんな彼が突然エクリプスに変化してしまい、最初は恐慌状態に陥る。
だが、時間が経つにつれて何が自分の欲望だったのかがはっきりする。
それは尿。女性の尿を飲むことが彼の悦びだったのだ。
細い管状の口を尿道に突っ込み、膀胱から直接尿を吸引する。
また、尿を得るために犠牲者の口に漏斗を突っ込み、大量の利尿剤を溶かし込んだ水を飲ませる。時たま水の成分を変えて尿の味の変化を楽しむ。
戦闘時はその巨体を生かした力押しの戦いをする。

「ぷっは〜、うめぇ。暑い夏はやっぱおしっこに限るぜ」

 

●スカラベエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ スカラベ
・人間時 穴山出(あなやま いずる)

騎士団の一員で、いわゆるフンコロガシの姿をしている。
本体の穴山はいわゆるスカトロジスト。なるべくしてなった姿ともいえる。
エクリプスとなってからその嗜好は食糞だけに止まらない。恥垢や目糞鼻糞、フケなど排泄物ならオールラウンドで食するまさに変態中の変態。
汚い話なのでこれ以上は割愛。

「やっべ、天使のウンコげろウマ」


●ヒッポエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ カバ
・人間時 河野悠馬(こうの ゆうま)

騎士団の一員で、カバの姿をしたエクリプス。
スカラベが相手の排泄物を食らう変態なら、こちらは自分の排泄物で相手を穢しつくす変態。
特に尻尾を回転させて相手を糞塗れにするプレイを好む。吐瀉物や尿を相手にぶっかけることも。
強靭な皮膚と怪力で高い戦闘力を誇るが、こんな汚いやつと戦いたがるものもいないだろう。
モスマン、スカラベと共に「お下劣三人集」として騎士団内でえんがちょされている。

「ぐっふっふぅ〜。僕チンのウンチで綺麗になったね〜」



●レオエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ ライオン
・人間時 百瀬 仁王(ももせ におう)

騎士団の一員で、直立したライオンという威風堂々とした姿を持つ。
ライオンという動物は百獣の王といわれているが、実際は狩りが下手。他の肉食動物(ハイエナとかジャッカル)が仕留めた獲物を横取りすることがよくある。動物番組などで見られる、獲物を食べているライオンの周りをハイエナがうろうろしている光景は、この状態のときである。
本体である百瀬も貫禄に溢れるが卑劣な性根をしており、部下や同僚の手柄を横取りして出世した。
エクリプスとなってからも、その卓越した戦闘力を傘に来て子分格のエクリプスを使い走らせている。他のエクリプスが多大な犠牲を払ってユミエルを仕留めたときも、物陰から現れて横取りした。
そのため周囲からの評判は最悪。最終的に仲間のエクリプス達からリンチされて死んでしまう。
ネコ科の性質を受け継いだため男性器の根元に棘が付いている(猫の交尾がうるさいのはこのせいで雌が痛がっているから)。これは本来深い結合をするためのものなのだが、レオの暴力的な抽挿にかかると女性器を破壊する凶器と化する。

「おい、貴様。誰に向かって口聞いてんだ!? やんのか、こるぁああっ!」



●スコーピオンエクリプス

分類:下級エクリプス
モチーフ:サソリ
人間時:針生甲(はりゅう こう)

騎士団の一員で、巨大なサソリの姿をしたエクリプス。
本体である針生は薬剤師を生業としていたが、その裏で水道に毒物を流し込み大量の人間を殺した毒殺魔。予想だにしない突然の死に慌てふためく様を観察して悦に入っていた。
エクリプス化してからも殺人のほうに趣向が行き、あまり女性を襲うようなことはない。
だが、いざ陵辱となると巨大な毒針型ペニスで淫核を突き刺し媚毒を注入する。この毒を受けると性器に激しい痛みを感じると共に抗いがたい情欲に襲われることになる。放っておくと毒は全身に回り、狂いそうな痛みと渇望の中で死ぬ。
解毒液は同じく尾から出る精液で、犠牲者は自分から巨大な毒針性器を挿入しなければならなくなるのだ。
硬い甲羅と巨大な鋏、そして素早い動きで戦闘時には大活躍する。

「毒が回って死ぬまで後一時間。ま、私は急いでいないがね。君がおねだりすればすぐにでも入れてやってもいいぞ」



●エコーエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ ニンフ エコー
・人間時 児玉萌(こだま もえ)

騎士団の一員で、声のみで姿無きエクリプス。
本体の児玉萌は七色の声と天才的な演技力で一躍人気者となった声優。
その容姿は決して美人ではないが別段隠すほどでもない、いわゆる普通の顔。しかし、彼女は自分の容姿にコンプレックスを抱き、頑なに顔出しを拒んでいた。それは昔付き合っていた彼氏に散々ブスだと言われ続けていたため。
自分は醜いと思い込んでしまった彼女は、誰からも絶賛される自分の声だけが存在理由だった。
「みんなが愛してくれるのはこの声だけ。この声だけならば私は誰からも非難されない」 そんな想いが彼女をエクリプスへと変化させた。
声だけとなった彼女が得た力は声による洗脳。その演技力と美声で囁かれればたとえどんなに嘘であったとしても、本当のことのように思ってしまう。
それは肉体的な変化にもおよび、入れられてもいない性器が膣内で暴れているように感じさせたり、有りえない性感を刺激されたかのように感じさせたりする。
騎士団加入後はあらゆる放送媒体に忍び込み、「天宮財閥はエクリプスと戦う市民の味方」「天使たちはエクリプスと同じ人間の敵」と御座市中を洗脳する。
思わぬ搦め手を使われ孤立していく悠美たちに、果たして勝機はあるのだろうか。

「ほら、貴方の中で逞しい肉棒がぐちゅぐちゅ暴れて……気持ち良くって潮吹きしちゃいそう」



●ナイトメアエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ バク
・人間時 夢枕達夫(ゆめまくら たつお)

騎士団の一員で、鼻は象、目は犀、尾は牛、足は虎、身体は熊という姿をしたエクリプス。
本体の夢枕は気に入った女性がいると飲みに誘い、薬で意識を失わせてから陵辱していた。
エクリプス化すると相手の夢の中へ入り込む力を得、悪夢を見せてその精神と眠った身体を陵辱する。もし夢の中で達してしまえば二度と目覚めることのないまま、永遠の悪夢のなかで犯され続ける。
身体能力は高いが気が弱いので戦闘は苦手。眠っている相手でなければ何も出来ない卑劣漢である。

「うひひ、悠美ちゃんってばよく寝てる。その可愛い寝顔を精液でべとべとにしてあげるからね」



●フィストエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ 腕
・人間時 荷稲健(かいな けん)

騎士団の一員で、身の丈ほどもある大きな腕を持った巨人の姿をしている。
本体である荷稲はもとプロボクシングヘビー級の世界ランカー。王者になるのでは期待されながら、その粗暴な性格で数々の暴力事件を起こしボクシング界から追放された。
エクリプスになってからその性格は一層強まり、自慢の豪腕で周囲を破壊する。
陵辱の際にはその巨腕を相手の性器に突っ込むいわゆるフィストファックを行う。

「世界を取った右ストレート、てめえのマ○コにぶち込んでやる」



●タートルエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ カメ
・人間時 出羽玄武(でわ くろたけ)

騎士団の一員で、巨大なゾウガメの姿をしたエクリプス。
本体である出羽はいわゆる覗き魔。他人の秘密や性交をこっそり覗き見るのが楽しみだった。
硬い甲羅の防御力が自慢だが、致命的に足が遅い。
陵辱時にはその首を伸ばして相手の性器の中を直接覗く。
本物の亀頭の挿入はあまりに太く、天使でなければ耐えられないだろう。

「へぇ〜、アソコの中ってこうなってるのかぁ。中から見ると随分グロイな」

 

●ウルリエクリプス

・分類 下級エクリプス
・モチーフ ウルリクルミ
・人間時 水子の集合体

騎士団の一員、というより育て上げたエクリプスで無数の赤ん坊が寄り集まった巨人の姿をしている。
その巨大さたるや40m以上。もともとは水子の霊が変化したもので、御座市はおろか日本中、世界中の水子が集まって常に成長し続けている。
知能などないに等しいが、そのパワーは規格外。単純に歩くだけでも地震が起こり、腕を振れば全てが吹き飛ぶ。
とても一人で太刀打ちできる相手ではなく、ユミエルとマリエルだけでなく、アリエルそしてバーストエクリプスの四人がかりで相対する。
この世に生まれたい、生きていたいという思念が行動理由のため、原始的な性欲が非常に強い。
幸いユミエル達が全員女性であったためこれを犯そうとするが、2mもある性器を入れるのはいくら強靭な身体を持つとはいえ不可能。そこで四人の身体を性器に密着させて自慰をし、莫大な量の精液を浴びせる。
天使たちもこれまでと思われた時、後述する「影魔兵器」ドラゴンエクリプス達によって完全に破壊される。これが天宮財閥の人気を高めることとなる。
全てはクロウが描くシナリオどおりだったのだ。

「イキタイ……オデ……イキタイ」


●ベルフェエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ 悪魔ベルフェゴール
・人間時 犬塚慶吾(いぬづか けいご)

騎士団の一員で、人の体に額に角の生えた犬の頭を持つエクリプス。
名前の元となったベルフェゴールは欲望の前に愛は無力だと唱えた悪魔。
本体の犬塚は、かつて交際していた女性と永年の愛を誓いながらも、あっさり金持ちの男に乗り換えられた過去を持つ。
そのため愛などというものは幻想に過ぎないと考え、真理や恵理子の愛を力に変える悠美を苦々しく思う。
自分の考えの正しさを証明するために、悠美の周りの人間を快楽に溺れさせ悠美から引き離そうとする。
これがアスモエクリプスと利害が一致したため共闘。悠美の心を崩すための静かな戦いが始まる。

「何度も呼びかけても無駄だよ。彼女は君なんかよりもあのエクリプスのほうがお好みのようだから」

 

●イブリースエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ 七大魔王の一柱『嫉妬』のイブリース
・人間時 炎道伊吹(えんどう いぶき)

騎士団の一員。古代オリエント風の装束を着た美女で、赤い髪と緑の瞳、炎を模した緋色の布を身体に巻いている。
イブリースとはイスラム教のサタンで、創造神が人間を寵愛するのを気に入らず反逆した天使。
本体の炎道伊吹はいわゆる劇場型人間で、自分が世界で一番可哀想な悲劇のヒロインだと自己陶酔している。
例えば、両親から愛ゆえに厳しく躾けられているのを「虐待されている」と言い張り、自分より成績がいいクラスメイトは「先生が贔屓している」、自分の性格の欠点を指摘してくれた友達がいても「私は虐められている」、恋人に振られたのは「誰かが私を妬んで彼を脅して別れさせたのだ」、と全てこの調子である。
自分が一番可哀想とほざくくせに、ちょっとでも他人に幸せなことが起こると、あらゆる手段を使ってその人生を破滅へと追い込む。
こういった人間はクロウにとって利用しやすいようで、彼女の理解者を装って手懐けている。
そのクロウに何かと気にかけられているアリス、そしてどれだけ不幸に見舞われても、誰かに愛され健気に生きる悠美に嫉妬し、その日常を破壊することを目論む。
手始めに彼女達が通う天恵学園に狙いを定め、彼女の暗躍が始まる。

「なんで? なんでいつもあの子ばかりがいい目に遭うの? 私はこんなに不幸だったというのに」



●モレクエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ 七大魔王の一柱『大食』のモレク
・人間時 牛尾満(うしお みちる)

騎士団一員で、牛頭の巨人の姿を持つエクリプス。
モレクとはバビロニアの猛悪な邪神で、その神像の腹部は燃え盛る炉となっており、生贄の人間が次々と投げ込まれたという。
本体の牛尾は大のゲテモノ食い。蜘蛛や昆虫などあらゆるものを食べてきたが、さすがに人道的な問題で食人だけは出来なかった。
だがエクリプスと化した現在、彼の欲望を阻むものはなく次々と哀れな犠牲者を飲み込んでいく。
それはエクリプスすらも例外ではなく、騎士団で満足な成果を挙げられなかった者は彼の口の中に放り込まれるのだ。
男であればそのまま消化されて終わりだが、女であればまた別の悲劇が待っている。
モレクの体内は亜空間となっており、そこには無数の丸口を持った触手が溶解液を噴き出しながら待ち構えている。快楽に蕩けた女体が最高の美味であるとするため、この溶解液は媚薬の効果も併せ持っている。
強力な媚薬と触手の咀嚼愛撫で絶頂に達すると、ゆっくりと半ば解けかかった肉体を貪り食らっていく。だが犠牲者にとってはそれすらも快楽に感じ、恍惚の表情で自分の身体が無くなっていくのを見つめるのだ。
天使の味に興味を示し、肉付きが一番いい真理を付け狙う。

「そういや天使はまだ食ったことがないな。ちょうどいい、試してみるか」

 


●ベリアルエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ 七大魔王の一柱『憤怒』のベリアル
・人間時 三善法明(みよし のりあき)

騎士団の一員で、無数の触手を生やした肉塊に憤怒に満ちた男の顔が張り付いた姿を持つ。
ベリアルは魔王と知られた悪魔だが、その巧みな弁舌でキリストを訴えた悪魔としても有名だ。曰く「悪魔の活動を邪魔する権利が誰にあるというのか」というもの。
本体である三善はいわゆる人権派弁護士。様々な凶悪事件の犯人を弁護し、時には無罪まで勝ち取ることで有名だ。その姿勢を非難されても「彼らの人権は守られなければならない」の一点張り。
その歪んだ正義感ゆえにエクリプスと化す。
エクリプスを狩る天使の活動はエクリプスの権利を無視していると怒りを露わにし、「エクリプスは女性を幸せにする」ことの証明として触手を生かした快楽系の責めを行う。
どこまでも救いがたい倫理観の持ち主である。

「これで何度目だ? 君はエクリプスに責められて何度イッたのだ? それほど快楽に満ちた顔をしてまだエクリプスの素晴らしさがわからないのか?」

 


●アザゼルエクリプス

・ 分類 上級エクリプス
・モチーフ 七大魔王の一柱『怠惰』のアザゼル
・人間時 安瀬保(あぜ たもつ)

騎士団の一員で、全身を包帯で巻いた覇気の無い男の姿をしている。
アザゼルはかつて神の使徒たるグレゴリの長として地上に派遣されたが、そこで酒色に溺れ人間達の堕落を許した堕天使。
本体たる安瀬はかつて大きな文学賞を取り、天才と呼ばれた小説家。そのアンニュイな作風は太宰治を髣髴とさせる。しかし、デビュー作以降姿を消し、完全に死んだものと思われていた。その一作で完全に燃え尽きた彼は世の中から逃げ出したのだ。
再び衆目に姿を表した彼はすでにエクリプスと化していた。何もせず、何も考えずただそこに在る。それだけが彼の欲望。
彼が自分から動くことは無く、攻撃受けても反撃することもない。だが、如何なる攻撃も彼を傷つけることはない。むしろ、しだいに身体が重くなり気力が萎えてしまう。
実はアザゼルの身体は霧状の粒子で構成されており、その粒子を吸ったものは彼の無気力に蝕まれてしまうのだ。その中で性感だけは以上に高まっていくが、腕を動かすことすらだるくては自慰も出来ない。アザゼルが責めることもまた有りえないため、犠牲者は見ず知らずの誰かにはしたないおねだりをするしかないのである。

「ねぇ……生きてるってなんだろうね」



●アバドンエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ 七大魔王の一柱『強欲』のアバドン
・人間時 伊丹正剛(いたみ せいごう)

騎士団の一員で、軍服を着た蝗の姿をしたエクリプス。
本体の伊丹は御座市では最大勢力を誇る暴力団組長で、御座市の裏社会の頂点に立つ存在である。女、店、組、政治家、時には警察さえもその異常なまでの暴力性で言うことを聞かせてきた。
だが天宮財閥に手を出したのが運の尽きで、アニマエクリプスと交わらされ強制的にエクリプスにさせられる。
無数の蝗を配下に従え、その蝗に噛まれたものは七転八倒の苦しみを受ける。アバドンの言うことを聞いている間だけはその痛みが和らぎ、最終的に全てを差し出すことになる。
暴力によって全てを手に入れようとする彼の姿は、エクリプスの手本とも言うべきものかもしれない。

「おらあっ! これ以上痛い目見たくなかったら出すもん全部出さんかい!」

 



オメガ様のお言葉

へぇえ〜、よくこれだけのエクリプスを集めたものねぇ!
影魔騎士団、やるじゃないの。

それに今回も粒ぞろいの、面白いエクリプスたちがいっぱいねぇ。
責めの内容がみんな特殊で〜、なに? ヘンタイばっかりじゃない、あははは!
なんか奇人変人大集合方ってことね、ははははは!

どいつもこいつも面白いけど、ロキのえっちなオモチャの実験とか、アザゼルの脱力焦らしとか好きだなぁ。
ふふふ、こいつらに責められるおねえちゃんやママのえっちな姿、わたしも見てみたい♪

エコーとかウルリとか、戦闘だけじゃなくて作戦にも関わってるのね。
わたしはまどろっこしいやり方は嫌いだけどぉ……まぁこういうのもいいんじゃない?
寂しがりの正義のヒロインさんにはきっつい状況だろうしね、ふふふ!



※以上、水雲風様の生み出されたエクリプスです。投稿ありがとうございました!


 

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