エクリプス図鑑外典 六巻 P4
●バーサークエクリプス
・分類 イレギュラー
・モチーフ 狂戦士バーサーカー
ハンターエクリプスが性欲を溜め込みすぎた為に暴走した姿。
体躯が5メートルにも巨大化し、獅子の鬣の様な灼熱色の長髪に野獣の様な姿の腕には斧の様に太く鋭い刃、太く長い尻尾の先端にも鋭い剣の様な刃を持つ狂戦士。
性欲の発散を怠り、それでもエクリプス化と戦いをやめなかった事、そして仲間達女性陣が近くに居過ぎる事による健全な青少年としての葛藤などが起因して暴走する。
貯まりに堪った欲情を発散するかの様に咆え叫び、町中を駆け回るその姿は正に狂った野獣。
長時間この姿でいると心が闇に飲み込まれ、最後には何も考えず只管に殺戮や陵辱を行なうだけの獣へと成り下がり死に到ってしまう。
開放する手段は彼に蓄積された性欲を発散するだけの快楽を与えるか、戦いによって討伐。即ち殺すか……真に想う人の心からの行動しかない。
しかし、この状態の彼は近づくもの、目に映るもの全てを破壊しようとする為に近づく事さえ困難である。
全ての能力も段違いに上がっており、恨みや怨念を込めた息吹”怨嗟の劫火”は空間すら焼きつくし、己の爪や腕の刃を用いた”狂鬼の禍牙”は高層ビルをも簡単に瓦礫に変える。
もしこの状態の彼に陵辱の獲物として狙われれば、逃れる術はないだろう。
何とか元に戻れた後も、女性陣に言い寄られると稀にこの姿になってしまうことが多々出る事になる。だが、それはギャグのノリなので危険性はそれほど無い。ハズ。
溜め過ぎると碌な事がないという尊い教えを実感できる姿だと言えよう。
みんなもちゃんと抜くときは抜かないとダメだぞ!b(ナニをだ!?)
『グゥルォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオァアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーー!!!!!!』
勇司たちの対談・ギャグ風味
『俺だって男なんじゃぁあああああーーーーーーーーー!!! そんな格好されたら直視できるかこんちくしょぉおおおお!!!』
「巫女さんでーす♪」
「水着でーす♪」
「え、えっと…と、突撃天使…だよ?」
『遊んでんのか俺で!!!??』
「うん♪」←即答
『ド畜生ウォオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーー!!!』
●光翼天使ガヴリエル(ウィザード)
・分類 光翼天使
・モチーフ 魔法使い
ガヴリエルが母親から受け継いだ力を解放した姿。
複雑な模様に金の装飾や数本のベルトを巻き付け、背中はマントやオーバースカートで見えないが、正面からはレオタードがばっちり見えてしまうバニー姿に近い白いローブにオーバーニーソックスへと服装が変わっている。
この姿は自分を護ってくれる仲間達を守りたいという想いと勇司を救いたいという愛情が開放した力。
戦闘能力が回復系から様々な魔術を用いて戦う攻撃主体に変わっていて一人でも十分戦えるようにはなった。
必殺技は母親が使えたものは全て扱えるが、威力は受け継いだ分本家より上回っていて強力。
高域系の攻撃が得意で、慣れない内はよくよくハンターエクリプスが巻き添え喰らいそうになる。だが仕方ない、接近戦を主体に戦う彼が悪いと言っておこう。
(作者は女性贔屓だ)
クレリックより攻撃力やスピードが上がっている反面防御力が幾らか落ちている。ついでに性格も僅かに積極的になっている。(色んな意味で)
ちなみに、この姿は下半身のラインがモロ解りなので、本人としてはかなり恥ずかしく思っている。
もう一つ言うなら、この服装は母親のイメージを強く受け継いでいたりする。
彼女の尊厳の為記載しておくと、彼女の母親もマリエルに引けを取らない美貌等を持っていたりする。
「わたしも…みんなと一緒に戦いたいの」
勇司たちの対談・ギャグ風味
「はぅぅ…お母さん、恥ずかしいよぉ」
「なんつーかその格好……エロいよな」
「そ、そんなこと…言わないでぇ……」
「でも可愛いじゃない」
「欲を言うならもう少し胸を見せても良いんじゃないかな〜?」
「あ、やん!? まみちゃんやめ…ぁん!」
この後野郎が暴走してバーサーク化したのは言うまでも無い。
●影翼天使リザベル
・分類 エンジェルエクリプス
・モチーフ ポーランドに伝わる悪霊リザベル。
・人間時 倉沢真衣(くらさわ まい)
首のまわりには木葉の首飾り、胴体は幾重ものベルトや鎖を巻きつけ、右手の手甲には蟹のハサミを模した武器。左手甲は甲虫の足、右足甲は山羊、左足甲は鳥を模した装甲になっている。主要武器として右手には自分の身長の倍以上の長さの二股の槍を握っている。
辺り一帯を雲で覆い隠したり、大嵐を起こすなど闇に固執するような力の使い方が特徴的。
過去に幸せの絶頂に近い生活を送っていたがそれをエクリプスに呆気なく壊され、あまつさえ囚われの身となり身体の自由さえ奪われ、終わる事のない陵辱を繰り返され続けエクリプス達の愛玩隷属にされてしまう。
身体中を寄生型エクリプスに支配され、もはや自分の意思もほぼ消えてしまっている。
瞳には光は無く虚ろで精気が無く、正しくエクリプスの操り人形同然。
ハンターエクリプス達を圧倒しガヴリエル等女子を拘束、闇を浸透させて性快感を味逢わせていくもデュラハンエクリプスに妨害される。
実はデュラハンエクリプスが探している天使が彼女。
その後、ハンターエクリプス達が寄生主を追い出すことに成功し、意思が戻ったように見えたがそれはほぼ闇側としての面だった。
絶望に支配され、怒りに昔の我を忘れて襲い来る彼女に已む無くデュラハンエクリプスは殺す気での戦いを決意。民家やビルを飛び交い血で血を洗う激しい死闘を繰り広げた。
「彼方があの子? くくくくくくく…今更なに? 私の絶望を知らない、知ろうともしなかった彼方が!!」
オメガ様のお言葉
うふふふ。絶望した人間の表情って、わたし大好き♪
幸せなら幸せなほど、そこから転落したときの絶望感は深くなる……この天使みたいにね。
だからさァ、今はた〜っぷり幸せを噛み締めててよねママとおねえちゃん?
クク、アハハハハ!
●アスモダイオスエクリプス
・モチーフ ユダヤ教とキリスト教の悪魔のひとつアスモデウス
・分類 特殊・上級エクリプス
激怒と情欲の魔神であり、キリスト教の七つの大罪の色欲を司る。
姿かたちは牛・人・羊の頭とガチョウの足を持ち、手には軍旗と槍。自分の影から呼び出した地獄の竜に跨り口から火を噴く。
元は上級より少し劣るくらいの寄生型エクリプスだったが、天使を捕らえその体内に住み着き陵辱し生命力を吸収。
リザベルの身体に寄生し続け、デュラハンエクリプスが探していたエクリプス。
天使は普通の人間より長く陵辱に耐える身体、良質な生命力を宿している為に長きに渡り陵辱を続け力を増大し続けて獲得した形態。
軍旗の槍は岩盤をヨーグルトの様に容易く貫き、軍旗は自由自在に動き相手を捕らえたり切り裂いたり、攻撃を防ぐなど変幻自在。
地獄の竜は溶岩を身に纏ったような姿をしており、アスモダイオスエクリプス以外が触れれば火傷などでは到底すまない。
相手を捉え、時間を掛けつつも時に激しく猟奇的に内外両面の全てを侵しつくす事を喜びとし、その強請支配による陵辱は魂さえ溶かす。
ほんの少しでも気に入らない事があると瞬間的にマジギレして所構わず暴れ周り破壊の限りを尽くす。
それは陵辱にも現れ、普通の人間ではすぐに弾け飛んでしまう為に発散しきる頃には大量の死骸があたりを埋め尽くす。
リザベルの身体(精神)の奥に潜んでいたが、ハンターエクリプスの生命力の炎の見える力で本体を見抜かれ、マーメイドエクリプスの歌声でリザベルの幸せだった過去の記憶を呼び起こし内部からアスモダイオスエクリプスが押し遣られ、ガヴリエルの浄化の力を込めたスネークエクリプスの鎖で引きずり出された。
住処から引きずり出された事に激怒してハンターエクリプス達を一蹴するも、その場に駆けつけた天使親子と静かなる怒りに目覚めたハンターエクリプスの新たな姿であるラクシャエクリプスに葬られる。
「ダレダゴラァアアアアアア!!! 俺様ヲ引キズリ出シヤガッタクソガァァアアーーーー!!!!」
オメガ様のお言葉
せっか強くなれたのに、やられちゃったんじゃしょうがいないわね〜。
まぁ、他人の力を吸収して強くなろうなんてヤツは大概こんなものだけどね!
それにしてもこのお話……ふふふ。
どこか違う世界で見たことあるような気がするわねぇ?
●ラクシャエクリプス
・モチーフ 羅刹
・分類 イレギュラー
ハンターエクリプスが復讐や恨み、嫉妬や憎しみとは違う怒りにより引き起こされた新たな力。
リザベルとデュラハンエクリプスの運命を弄び、それを心底楽しそうに語るアスモダイオスエクリプスに対して心の底から沸き起こりながらも静かに燃え上がる闘志が開放した姿。
変化の手順はシーザーを召還し、獅神焔轟火斬の構えを取りつつ斬激を行なわずに刀の鍔を額に合わせ、全身に業火を纏いシーザーと融合を果たす事で変化する事ができる。
2メートルもある(角除く)身長に全身光沢のある黒色の鎧を纏い、硬質的な鬼を模した兜面に赤い長髪、太く槍の様に長い柄に金槌の様な鍔から伸びる刀身を持つ金色炎の獅子装飾の斬馬刀を主要武器に持つ。腰には一振りの脇差が備え付けてあるが、ほとんど使われる事はない。攻撃、防御、早さ、技全てがハンターエクリプスを大きく上回る。
薙刀をそのまま巨大化させたような斬馬刀”鬼神強皇禍剣”(キシンゴウカケン)を軽々と操る豪腕に、剣印の印契を結ぶ事で術を行使する事が出来、攻撃のバリエーションが多角的に増えた。鬼神強皇禍剣のは並大抵のエクリプスなら一振りだけでも消滅してしまう威力を秘め、腕の装甲には鋭い鋭角的な刃の付いており、その豪腕から繰り出される拳さえも一撃必殺というに相応しい威力を誇る。総合的な戦闘能力はバーサークエクリプスに負けず劣らず凄まじいものがありながら、ちゃんと当人の意識はハッキリと残っている。
弱冠、性格が表向きクールのようで中身は燃え滾るほど熱いという風に微妙〜な変化も起こしてたりする。
「人の幸せをぶち壊して……皆が泣いているのに…なんで……なんで笑っていられるんだお前はぁああ!!」
勇司たちの対談・ギャグ風味
「何て言うか、その角にイモ刺して焼き芋やってみたくない?」
「あ、おもしろそ〜♪」
「焼かれたいか、こんチキショウ」
「あ、あははは」
「「そ〜っと…」」
「実行すんなよ」
「くすっ」
※以上、無礼者様の生み出されたエクリプスです。投稿ありがとうございました!