エクリプス図鑑外典 四巻 P5

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●ホーネットエクリプス

・分類 上級エクリプス
・モチーフ スズメバチ

全長25m 体重1200t

防衛軍の大佐が変化した巨大スズメバチ型エクリプス。
もともと御座市の事件を機に設立された対エクリプス特殊部隊の司令官であったが、そのどす黒い権力欲と地位に目をつけたオメガエクリプスによって影魔と化した。
体内に防衛軍の兵器――大口径の機関銃やミサイル、戦車等を多数取り込んでいるためその火力は極めて高い。
この巨体にもかかわらず空中を恐るべきスピードで飛び回り、猛烈な勢いで弾幕を張ってくる。
強固な外骨格は爆発反応装甲になっており、迂闊に近接攻撃をしかけると手痛い反撃を受ける。
また瀕死になると発狂モードに入り、怒涛の勢いで全武装を掃射してくるため危険極まりない。
この段階ではまだエクリプスらしい感情を残しているため、相手を凌辱することもある。
但し、あまりにサイズが大きいため、消化管か生殖管(腹の部分が前後に割れる) に呑み込んでの凌辱になる。いずれにせよ、最終的には犠牲者を吸収してしまう。
体内は柔らかいので、もし凌辱中に戦意を取り戻されれば逆転負けを喫することになる。

「このホーネットエクリプスの全火力をもって、貴様らの罪に私自らが処罰を与える。死ぬがよい」


●ホーネットエクリプス・バーニング

全長120cm  体重40kg

撃墜されたホーネットエクリプスの中から出現した燃え盛るエクリプス。
小さいサイズにも関わらず絶望的なまでの装甲を誇り、物理的攻撃で貫くことはほぼ不可能。
出現時点から発狂モードに入っており、高速の誘導弾を乱射してくる。
クリムゾンのばら撒き毒針+ワインダーとこいつの誘導弾で追い詰めたところに極太レーザーを撃ち込むのが基本的な殺戮スタイル。

●ホーネットエクリプス・クリムゾン

全長120cm  体重40kg

撃墜されたホーネットエクリプスの中から出現した真紅のエクリプス。
凶悪なまでの機動性を誇り、肉眼で捉えることはほぼ不可能。
尾の先端から猛毒の針を雨霰と掃射してくる。
バーニングと同じく出現時点から発狂モード。
なお、バーニングとクリムゾンは二体で一体のエクリプスを構成しており、両方を同時に倒さない限り無限に復活する。
二体とも、その能力はただ一点『確実に相手を抹殺する』ことに注がれているため、それ以外の機能――相手を凌辱するだとか味方を守るだとか――は一切持たない。
純粋な殺意のみを持つ狂悪な殺人マシーン。

 

オメガ様のお言葉
ぶーんぶーん、どどっどどどどどー!
戦闘機ってカッコいいよね〜。色んなものをぶっ壊したり人間同士で殺したりするんだよね〜。
人間って平和のため幸せのためって言いながら、こんな面白いおもちゃ作っちゃうんだし、やっぱり面白いわぁ!



●光翼天使ミズエル

・分類 光翼天使
・人間時 扶桑瑞穂

身長173cm  体重??kg

防衛軍の士官であり、対エクリプス特殊部隊の副隊長。階級は中尉。諜報と潜入、近接戦闘のエキスパート。
ホーネットエクリプスになる直前の上官に凌辱されるが、殺される直前に光翼天使に覚醒。
以降は軍上層部からの指令で、ホーネットエクリプスの抹殺任務を遂行する。
迷彩服に似たコスチュームの天使で、翼にも迷彩柄が取り込まれていてある程度自在に色や模様を変化させられる。
軍隊仕込みのCQCは下級エクリプスなど一撃で昏倒させてしまう。
性格は良くいえば姐御肌、悪くいえばガサツ。人あたりが良く仲間への思いやりもよく見せる。
ただし、その性格のために悩みなどを一人で抱え込んでしまうこともある。
手持ちの武器はカスタムメイドの25.4mm重バトルライフル。本来は固定して使うものだが、天使の筋力なら軽々扱えるらしい。
だが口径が20mmを超えているのでどう考えても銃ではなく砲である。
主な技は
・二対の翼から殺傷力の高い鋸刃の光刃を放つ『フェザースラッシャー』と、貫徹力の高い光鎗を放つ『フェザーピアサー』
・手から誘導光弾を連射する『ライトニングミサイル』
・正面に光輪を展開して遠距離攻撃のダメージを軽減する『プロテクトハイロゥ』と、近接攻撃に対して光輪で反撃する『カウンターハイロゥ』
・青白い焔を纏った飛び蹴り『天爪焔裂蹴』
・胸の前で拳を合わせ、発生したプラズマビームを叩きつける『ディヴァイナル・プラズマ』
・相手の腰を掴み、そのまま抱き折る『ミズエルブリーカー』
・『フェザーピアサー』で相手を串刺しにして固定し、巨大な龍の形の光を纏った正拳突きを放つ『天光滅影拳』
ホーネットエクリプスを倒した後は、光翼天使部隊の設立を目指している。

「君、いい翼してるね。防衛軍に入らない?」
「このエクリプス野郎! ミズエルブリーカー! 死ねぇっ!!」


オメガ様のお言葉

元が軍人なんて、天使になった後も強そうだよね。
近代武装の天使ってけっこう面白いかも。
でもさぁ、女の子だったらもっとお淑やかにしたほうがいいんじゃないかなぁ?
仮にも天使なんだしさ……ふふ。


●マクスウェルデモンエクリプス
・分類 上級エクリプス
・モチーフ マクスウェルの魔物

身長 220cm  体重 測定不可能

ヨーロッパの某国出身の物理学者が変化したエクリプス。
熱力学第二法則を否定する発見を学会に発表するものの見事に相手にされず、逆に学会を追われてしまう。
そのことがきっかけで、熱力学第二法則に反する存在=マクスウェルデモンへと変貌した。
マクスウェルデモンとは、熱力学第二法則が禁止している現象――熱平衡状態の二つの物体に温度差を生じさせるだとか、大気中に拡散したガスがもう一度集まってくるだとか――を引き起こす仮想の生物である。
ヨーロッパ各地で熱波や寒波を撒き散らしたり怪奇現象を多発させたりして大混乱を引き起こしていた。
オメガエクリプスの復活を察知し、その傘下に入るべく日本を襲撃する。
見た目はどこのご家庭にも必ず一人はいる悪魔といった感じ。アゴヒゲが妙に長くもじゃもじゃしてるのが特徴。
特殊能力として、自分の望む全ての事象を可逆とすることができる――自らの死さえも。
名誉欲によるエクリプス化故、その行動は自分の発見を世間に認めさせるためのものである。


オメガ様のお言葉
こいつの能力はなかなか強力ね。
まぁなんだか小難しいけどさ……。
おねえちゃんもきちんと物理は勉強したほうがいいよぉ、あはは!



●光翼天使スヴィエル


・分類 光翼天使
・人間時 スヴィア=ヘルムホルツ・白音沢

身長171cm  体重??kg

欧州出身の光翼天使。
ドイツ人と日本人のハーフで、EU諸国でエクリプスと闘っていた実績を持つ。
体型にフィットした金色の全身鎧に身を包み、巨大な両手剣『ヴァイスホフヌング』でエクリプスを斬りまくる。
左腕には展開式のシールドを装備し、二対の翼の要所にも装甲を着けている。
ヨーロッパで猛威を振るったマクスウェルデモンエクリプスを追って日本に来た
が、就労ビザを持っていなかったため出入国管理法違反で拘束されてしまう。
たまたま居合わせたミズエルが身元引受人になって強制送還は免れた。少々天然ボケなところはあるものの、エクリプスハンターとしての腕は一流。
主な技は、
・剣圧で薙ぎ払う『シュベルトドラック』
・翼から鋭い羽刃を連射する『フェダークリンゲ』
・光を纏って巨大化した剣で一刀両断する『リヒトフェアウル』
日本語がやや怪しい……というか怪しい英語を操る。ただしシリアスなシーンでは普通に喋る。
性的なことに関しては割とオープン。マリエルに負けず劣らず巨乳で、栄養が胸に行くタイプ。故に大食い。
相当な酒豪で、部屋は酒瓶で足の踏み場もない。ジンやラムなどのスピリッツ類が好き。
卑怯な行いや死者を冒涜する行為を激しく嫌う。

●闇翼天使フォールンスヴィエル
怒りに我を忘れ、ダークサイドに堕ちたスヴィエルのもう一つの姿。
欲望による黒化ではないためエクリプスとはまた違った特性を持つ。
両手剣は一対の巨大な鎌『シュバルツフェアツヴァイフェルン』と化し、金色に輝く鎧は全ての光を飲み込む絶対黒体へと変貌した。
絶対黒体であるため、そこに物体が存在していることを視覚で認識できないという特異な物性を持つ。
重力を自在に操り、中性子星やブラックホールすらも容易に生成することができる。
主な技は
・ワームホールを介して多数の目標に全方位から同時に重力弾を叩きこむ『グラ
ンワームクラスター』
・無数のブラックホールを打ち込み超重力の嵐で対象を崩壊させる『ブラック
ホールテンペスト』
・周囲に超重力場を解き放つ『グラビトロンフィールド』
・対象を構成する材料の結晶場や配位子場に干渉し、エネルギー準位を縮退させて原子間結合レベルで対象を破壊する『ディジェネレートキャノン』
その目的はただ一つ、目の前にいる卑怯者を完全に殲滅すること。
ただし、目的を達成するか一定時間が経過すると自動的に元に戻るように安全装置が組み込まれている。
また相当体力を消耗するらしく、マクスウェルデモンエクリプスを倒したあと三日三晩寝込んだ。
性格は極めて残虐。


オメガ様のお言葉

あれれ、また天使?
それもキレイな外人のオネーサンなんだね。ふふ、おねーちゃんやママとはまた違ったタイプで虐めがいがあるかも。
それにエクリプスじゃない暗黒の力かぁ……けっこう面白そうなオモチャじゃないの、ふふふ!


 

※以上、TNTCL様の生み出されたエクリプスです。投稿ありがとうございました!


 

 

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