エクリプス図鑑外典 一巻 P2
●Noα ビロックエクリプス
・モチーフ トカゲ
・分類 下級エクリプス
何の脈絡も無い一人の子供が影魔の誘惑に唆され、「自分の好きな子を所有したい」という純粋で単純な欲望を触発されて堕ちたエクリプス。
鱗状の肌をした、大人並の身長もある「トカゲ」の姿へと変身する。
またその背中にはハ虫類の皮膜のような小さな翼が生えており―その辺りから、あるいはこれは「竜」ではないかとも考えられる。
子供ながらの純で濃い欲望をもって堕ちたため、その欲望―そしてその力は下級エクリプスなかでも遥か上位に位置する。
その膂力から生み出される鉤爪や尻尾による攻撃は、体躯から推し量っていた以上の攻撃力を誇る。
また尻尾の先端を媒介にして自身の影を広げ、無数の漆黒の触手を生み出して相手を攻撃・捕縛する《フィーリアー・キャプチャー》を主として、対象を玩具のように弄ぶ技を主に使う。
だが子供であるため戦闘経験は皆無で、単純で直線的な攻撃しか出来ない―そのため総合的な戦闘能力は高くない。
性格は「背伸びしたがる我侭な子供」。
大人ぶった優雅な態度を装っているが、自分の思い道理にならなければ駄々を捏ねたりして暴れまわる。
しかし自身の欲望を充実させられるもが目の前にぶら下げられると、途端に「人間の頃のように」むしゃぶるように求める子供らしさは抜けていない。
求める「子」が自分の元に来てくれないことに業を煮やし、自分のものにしようと襲い掛かる―
「こっちに、こっちに来てよぉ!!……寂しいよぅぅ…」
オメガ様のお言葉
あららぁ? これはまた可愛いコねぇ。
単純だからこそ、強力な欲望かぁ。無邪気ってこわ〜い、あははは!
わたしと年も同じくらいなのかなぁ…ふふ、ユミエルお姉ちゃんも、甘えてくる年下には弱いかもね。
そうねぇ、年下に犯させるのも、ちょっと面白いかもしれないわね……うふふふ!
●Noγ シーアネモエクリプス
・モチーフ イソギンチャク
・分類 最下級エクリプス
エクリプスへの変化―他人の「影」による侵食行為に不幸にも巻き込まれ、不完全な形で変身してしまったエクリプス。
人間の姿を色濃く残した、イソギンチャクの姿をとる。
自身の意志力では完全な姿のエクリプスはなれない、いわゆる「出来損ない」。
彼の特徴は、イソギンチャクのように自身に搭載された多数の触手群。
本来なら自分の体から生えた触手はもちろんのこと、手の先や足の先を変化させたものにまでいたる計十数本もの触手を持つ。
それらはある程度伸縮可能で、攻撃用としても使用可能。
その触手は全てその先端がペニスの形をしており、全てが性感に連結している。
刺激すれば本物のように体を通じて快感をもたらし、達すれば(体の水分等を可能な限り変換して)精液を放つ。
また人間時においても使用可能であり、部分部分を変化させて使用することもできる。
しかしながら、自身が不完全体のため実際に出せる触手はその半分でしかない。
堕ちた当人は悠美と同程度の年齢の男子。
他人の「影の侵食」の途中に巻き込まれただけで、正式な手順で変化したわけではないので
性の渇望は増幅されているものの人間としての心までは侵されてはいない。
故に他のエクリプスと違って行動派であったり、陵辱している相手に優しく接したりと人間の優しい部分も根強く残っている。
一つのこと対して集中するあまり、後先のことを考えない性格だが、かなりの幸運の持ち主。
まだ陵辱される前の状態の子にありつくことも、そのまま互いに平穏無事に終わることも多い。
なお当人は在り来たりな本番よりも、「相手をその相手自身の手によって陵辱させ、そのまま快楽に溺れさせる」という変則的な趣向の持ち主。
また心的に対する加虐心を持ち合わせるが、自他を問わず暴力的な行為は嫌う。
その為に「自身の誇りを、自らの手で傷付けさせる」といった趣向を行うのに適任の影魔といえる。
影魔達で噂になってきている「少女」の中に興味を見出し、欲望の充実のために単身で彼女の元へ向かう。
「もっと、もっとしてくれよ。もっといやらしい姿を見せてくれよぉ」
オメガ様のお言葉
出来損ないだからって、気にしなくってもいいよ。
だってわたし以外の存在なんて、ぜぇんぶゴミみたいなもんなんだもん。あは、あはははは!
でもエクリプスにも人間にもなれないなんて、本当にどうしようもないわねコイツ。
まぁでも、その性癖は面白いかもね。ほら、下級エクリプスって単純なヤツばっかだから。
出来損ないでも使いよう、かなぁ?
●Noδ シャークエクリプス
・モチーフ サメ
・分類 下級エクリプス
サメに人間の手足が付加されたかのようなエクリプス。
外見がサメであるためその皮膚は意外に脆いが、自身の特徴である鉄より硬いその歯がその欠点を補っている。
その歯を持って対象者を捕獲、そのまま食い尽くしたりすることもあるほど。
だが彼の最大の武器は液体の中における凄まじい機動力で、液体の中で動きの遅くなった相手をあっという間に捉えることなど彼にとっては容易なこと。
もちろんサメに変身したことによる身体変化によりエラ呼吸も可能となり、総合的における液体の中においては無類の強さを誇る。
相手を液体の中で陵辱するのが彼の趣向であり、海やプールなどの液体の多い場所を狩場にして犠牲者を貪る。
そのペニスも自身の歯のように鋭く変形しており、獲物はまるで「鉄=無機物」に犯されている気分に満たされる。
彼自身中々飽きがこない性格だが、飽きたり性交中に溺れ死んだ獲物はそのまま食料として食い殺してしまう。
そうやって自身の領域に来たものを捕縛しながら、行為を楽しんでいる。
なお下級エクリプスにおける平均的な知能しか持ち合わせてはいないが、「どこを弄べば相手は気持ちよくなるのか」の定義は心得ている。
「ハッハッハッ!そのままヨガリ溺れちまいなぁ!」
オメガ様のお言葉
ほらほら、こういう単純なヤツばっかり。
水中で活動するエクリプスって、いままで案外いなかったかなぁ。
あー、そうだ! 思いついちゃった、水着姿のママも可愛い気がする!
うふふふ、夏だしね〜、家族みんなで海とかプールとかもいいよねぇ、うふふふ!
※以上、S人様の生み出されたエクリプスです。投稿ありがとうございました!