エクリプス図鑑外典 二巻 P7

 

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●閃翼天使カヤエル

・分類 光翼天使
・人間時 守泉茅(もりいずみかや)

身長163cm B91(Fカップ) W59 H88

新緑の髪を三つ編みにし、淡黄色を基調にした、右肩を露出させたトーガ衣装を着た天使。力を最大限で使用する際、光翼が強烈な閃光になる事から『閃翼天使』と名乗っている。
白銀の杖を武器にし、十字の閃光で敵を切り裂く『クロス・レディエイト』、敵を貫き内部から浄化する必殺の一閃『サンシャイン・ストライク』、追尾性のある無数の光弾で敵を破壊する、防御無視の攻撃『リスプレンデンス・スティングマータ』などの必殺技を駆使した一撃離脱戦を得意とする。
その正体は大上京郎の恋人だった女性で、彼の助言通りに逃げた世界において、彼女は天使に救助され、ただ一人生き延びる事ができた。
その後、無惨に喰い散らかされた京郎の死体を見て、彼女は自分を助けてくれた天使から力を譲り受け、影魔と戦う道を選ぶ。
影魔と対峙する時、冷酷な天使として振舞うが、本来の彼女はそうではない、気弱な性格である為、余り戦闘に向いているとはいえず、また大上京郎とは肉体関係を持ってはいなかった為、快楽に対する耐性が低く、一度陵辱されると簡単に翻弄されてしまう。特にFカップの巨乳はそれが顕著なまでに現れており、胸を責められるのを苦手としている。
そして何より、自分のせいで京郎が死んだ事が深い傷として心に刻まれている為、そこを突かれると非常に脆い。
窮地に陥るたびに、後述のカニスルプスエクリプスによって助けられてきた為、本来なら倒さなければならないのだが、この影魔だけは大目に見、自分の家に居つかせている。

「私は……戦わなければいけない……あの人の為にも……」



●戦翼天使カヤエル(またの名は虹翼天使カヤエル)

・分類 光翼天使

身長163cm B93(Gカップ) W60 H90

心の傷を乗り越えたカヤエルが進化した姿。
気弱だった性格は確かな信念に裏づけされた強さとあらゆる闇を踏み破るだけの気丈さになり、死んだ京郎に対する自責の念は、カニスルプスエクリプスの正体と京郎の死に際の想いを知った事によって、気高い誇りにまで高められ、その高潔の精神を支える柱にまでなっている。

淡黄色を基調としたアーマードレスを身につけ、白いフード付きのケープマントの上衣にまとい、緑髪はアップにしてまとめられ、髪飾りで留められている。
背中の二枚の光翼は、戦闘時あらゆる影を貫く無数の光刃へ変化する二対四枚の光刃翼になり、両腕にも右腕に赤・橙・黄色の三枚の光翼が、左腕に緑・青・藍・紫の四枚の光翼を持つ。
混沌を正し、あらゆる魔の力を消失させる『法』の力を秘めた神杖『ルーン・スタッフ』を持ち、偉大なる光輝を持ってして悪意や我欲を浄化し、理性をとり戻させる『グロリアス・インボウク』、因果律に基づき、犯してきた罪の報いを与える、絶対に逃れられない攻撃『セイクリッド・レトリビューション』、闇が深ければ深いほどに強力な閃光となって敵を破壊する『レディエンス・デメリション』、小型ながらも太陽そのものを創りだし敵を焼き尽くす『コロナ・サンシャイン』、円虹を帯びた巨大な光翼を大きく広げ、両腕の七色の光翼を一つにし、終焉にして黎明の光である白光を空に刻み、その地を文明レベルで浄化消滅させ、あらゆる魂を心身都滅させる最終奥義『アルコ・イーリス』など、その能力は天使として最高レベルを誇る。
なお、腕に七色の翼を持つ事と最終奥義『アルコ・イーリス』から、虹翼天使(こうよくてんし)の別名を持つ。

「私は立ち止まらない。私が倒したもの達の為にも、戦い続ける!」

 

●カニスルプスエクリプス

・ モチーフ 狼
・分類 下級エクリプス

漆黒の毛皮とオッドアイ(右目は金色の食肉目だが、左目は黒色の霊長目)を持つ狼の影魔。京郎が影魔達によって殺された日を境に、カヤエルの前に現れ、影魔の癖に戦闘に不慣れな彼女をたびたび救う他、基本として人間や天使には手をださない(ただし、あくまでも基本としてであり、自分に敵対したり、カヤエルに害をなしたりした相手には何であろうと容赦しない)一風変わった個体である。
上級エクリプスの条件を満たしていない為、下級エクリプスに分類されているが、その戦闘力は上級相手でも互角に戦えるほど強く、高機動を誇る。全身から無数の刃や触手、投槍をだす事ができ、また影から影の移動や結界・領域内への強制侵入なども可能。更に補助能力として毛皮からあらゆる魔力を喰らう四十九匹の兄弟『ウィッシュ・ハウンズ』を呼びだし、装備する事が可能である。
最大の能力は『力への渇望』が最大限に高まった時に発動する『神狼憑き』
左目が右目と同じ金色の食肉目に変化し、全身から魔力が放出され、一瞬、『狼の仮面を被った男性』の姿を描いてカニスルプスエクリプスと重なったかと思うと、その瞬間から急激に彼の力は増し、強くなる。

基本として人の言葉を発する事はできないが、理解はしており、時折、念話に似た意思伝達を行う。事実、カヤエルの家に居つく際、彼女に向かって『アルフレート』と名乗っている。

ネタバレ。
その正体は死んだはずの大上京郎の中にいた影魔である。
マリエルによって封印されていたが、京郎が死亡した為に封印から解放され、その際、彼の魂を喰らった為、顕現化する事ができた。オッドアイなのはその時の影響であり、一風変わった影魔であるのもそのせいである。
なおカニスルプスエクリプスとウルフヘジンエクリプスのヴェアヴォルフエクリプスとは同一影魔であるが、自立活動している為か、ヴェアヴォルフエクリプスにある合体能力を有さず、擬人化能力も持たない。
防御能力に徹しているヴェアヴォルフエクリプスよりも性格・能力共に攻撃的である。

最期。
当初は京郎の遺言に沿って、カヤエルと行動を共にし、影魔に魂を売った人間や多くの影魔達を喰らってきたが、オメガエクリプスが生誕してからは反転。御座市に再降臨した影魔王を倒す為、街の中央にそびえ立つ肉の巨塔に向かおうとするカヤエルの前に立ちふさがり、自身の正体を明かしたあと、『影魔の本能』に応じて彼女と戦う。
激しい戦いに勝利したのは、戦翼天使へと成長したカヤエルで、カニスルプスエクリプスは成長した彼女を褒め称えながら息絶える。

──私は影魔の本能として、影魔王オメガエクリプスの為に戦わねばならん……──
──見事だ……よくぞ、そこまで成長したな……茅──
──なに、泣く事はない……元より……私はもっと前に死していたはずなのだから、な。それがこれまで長生きできただけでも儲けものさ……──
──だから……だから、気にするな──

 


オメガ様のお言葉
外伝の中の更に別の可能性の話……スケール大きいわねぇ。
わたしとしてはこっちの流れのほうが好ましいけどね、だって男の影魔で正義の味方なんか興味ないしぃ、やっぱり遊ぶなら正義のヒロインだよねぇ♪
まぁ「可能性」なんて言葉、意味があるなんて思わないけどぉ……きゃははははは!


※以上、無責任様の生み出されたエクリプスです。投稿ありがとうございました!







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